今回ご紹介するのは「和ろうそく製造販売」をしている松本恭和さんです。

松本さんは、兵庫県西宮市で明治20年から続く老舗和ろうそく製造販売「松本商店」の4代目。

長年、手作りにこだわった和ろうそくの製造販売で堅実に商売をしてきました。

ところが、松本さんが60代に差しかかったころ、世の中がコロナ禍に見舞われます。

和ろうそくの製造販売も、百貨店の催事やお寺からの注文が激減し、窮地に立たされることに。

苦しい状況の中、新たな和ろうそくの販売方法を模索しているときに、『Zoom集客®の学校』に出会った松本さん。

60代でパソコンスキルゼロから、Zoomでの集客を学んで百貨店催事の売上が60万円プラスに!

オンラインの集客方法を身につけたことで、これまでにない販売方法のアイディアが次々に生まれているとイキイキと語る松本さんのストーリーをご紹介します。

【和ろうそく製造販売】松本恭和さん
※個人差があります。効果を保証するものではありません。

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60代の和ろうそく職人と『Zoom集客®の学校』との出会い

松本さんはどんなお仕事をされていますか?

松本さん:明治時代から続く和ろうそくの製造販売会社で職人兼社長をしています。

久家:松本さんの和ろうそく、見せていただきました。お花が描かれていてすごく美しいですね。

松本さん:ありがとうございます。お花が描かれているものは「絵ろうそく」と言って、仏壇にお花の代わりに供えるものです。ひとつひとつ手作りで仕上げています。

久家:すばらしいですね。和ろうそくはどうやって買うことができるのですか?

松本さん:当社のホームページから通信販売で買うことができます。他には百貨店での催事に出店することもあります。最近では、インスタグラムでの発信にも力を入れています。

久家:オンラインで買うことができるのですね。いいですね。インスタグラムもされているとはすばらしいです。

松本さんが『Zoom集客®の学校』に参加されたきっかけを教えて下さい。

松本さん:60歳を過ぎたころ、両親の介護のために少し仕事から離れていたのですが、その間に世の中がコロナ禍になりました。

すると、これまで当たり前のように出店していた百貨店の催事販売がなくなりました。参拝客が来ないので、一番のお得意様だったお寺からの注文も激減してしまって。

売上が三分の一に落ち込んでしまい、どうしようもない状況になりました。

久家:それは本当に大変でしたね。

松本さん:その後、両親が相次いで亡くなり、仕事の現場に戻ったのですが、コロナ禍での新しい働き方についていけなくなっていたんです。

久家:具体的にはどんなことですか?

松本さん:取引先から「Zoomで打ち合わせしましょう」と言われても、ついていけませんでした。パソコンが苦手で、ホストをやってくださいとか、画面共有してください、と言われても全然理解できなかったのです。

久家:60代で一から身につけるのは苦手意識がある方には大変ですよね。

松本さん:僕の時代ももう終わりかな、という気持ちで自暴自棄になりかけていました。

久家:そこから、『Zoom集客®の学校』に入られたのはどうしてですか?

松本さん:偶然なのですが、パソコンを触っているときに『Zoom集客®の学校』を見つけたのです。「これは一体なんだろう?」と思ってクリックしてみると、オンラインでの集客の具体的な事例が掲載されていて「面白そうだな」と思いました。

そこで参加を決意しました。

久家:ありがとうございます。

『Zoom集客®の学校』に入られて何が一番変わりましたか?

松本さん:自分の気持ちがものすごく変わったことが一番です。自暴自棄になっていた自分の気持ちが前向きになってきました。

久家:それは本当に良かったです。

松本さん:パソコンスキルも身につきました。そして、Zoomを使えばこんなことができるな、と新しい気付きがたくさん得られました。

たとえば、百貨店の催事では、消防法の規定でろうそくに火をつけることができないのですが、Zoomを使えば家で火をつけて炎が揺らいでいる様子をお客様にご覧いただくことができます。

また、海外のバイヤーさん向けに実際の工場の様子や、僕がろうそくを作っているところを見せられればインパクトのあるプレゼンになります。

そういった新しい販売方法のアイディアが次々に浮かんできました。

その気持ちがとてもうれしくて、「俺もまだまだいけるんじゃないか」と自信がついてきたことが一番変わったところです。

久家:松本さん、本当にすばらしいですね。Zoomを使うことで、松本さんの和ろうそくにかける想いをもっとダイレクトにお客さんに届けることができるようになったのですね。

Zoomを使った集客で和ろうそくの売上が60万円アップ!

『Zoom集客®の学校』に入られて売上はどのくらい上がりましたか?

松本さん:百貨店の催事での売上が前年同期比で60万円プラスになりました。

久家:それは良かったです。何が理由だったと思いますか?

松本さん:『Zoom集客®の学校』でお客様が求めているものは何か、という問いについて徹底的に考え抜いたことが大きかったと思います。

コロナ禍前は催事販売でも、少し慢心というか、接客していてもお客様のことを真には考えていない部分があったのです。「この人は買う気がないな」などと考えてしまって。

でも、『Zoom集客®の学校』で学んでからは、催事で売り場を訪れてくれたお客様ひとりひとりが、どうしてうちの和ろうそくに興味を持ってくれたのかな、と考えることが習慣になりました。

そうしていたら、毎日少しずつ売上が上がるようになりました。

久家:おめでとうございます。松本さんは本物ですね。

新しく開拓に成功したお得意様はいますか?

松本さん:はい、お寺だけでなく、最近ではヨガの先生や、日本料理のお店、少し変わったところでは幼稚園や保育園の先生がお客様になってくれています。

幼稚園、保育園で何に使うのか不思議だったのですが、和ろうそくに火をつけて、本を読み聞かせすると子どもがすごく落ち着くそうです。

炎のゆらぎで気持ちがリラックスするのですね。

コロナ禍以降、そういった新しいお客様も増えています。

久家:新しいお得意様も増えているのですね。次の世代にも日本の文化を伝えられていて本当に素敵なことですね。

松本さんがこれから実現したいことは何ですか?

松本さん:今、和ろうそくの製造販売の会社は全国で20件以下になっています。そして、ろうそくの原材料を扱うお店は全国にたった2軒しかありません。

原材料屋さんを含めて、業界全体が存続していかないと市場がなくなってしまいます。

日本の伝統文化である和ろうそくを業界全体で守り続けるために、なんとか生き延びる方法を考えていきたいと思っています。

久家:そうなんですね。具体的にはどんなことを考えていらっしゃいますか?

松本さん:たとえば、Zoomを使って、和ろうそくの会社同士で新しい販売方法を発信しあったり、絵付けの講座をオンラインで開いたり、業界全体を底上げできる取り組みをしていきたいです。

そうすることで、和ろうそくの裾野が広がって多くのお客様の目に留まりやすくなることを目指しています。

久家:松本さんは、ご自身のことだけでなく、三方良しで皆さんが良くなることを考えられていて本当にすばらしいです。

松本さん:僕のような60代以上の人は、パソコンは苦手でも、人生経験が豊富で頭の中にはいろいろなアイディアがつまっていると思うんです。

僕は『Zoom集客®の学校』でZoomやインスタグラムを学んだことで、頭に描いていることを形にすることができました。

自暴自棄になりかけていましたが、『Zoom集客®の学校』で気持ちが本当に変わりました。

「もう年だから」と諦めることなく、これからももっとチャレンジしていきたいと思っています。

久家:松本さんのストーリーと生き方を、AIを使って本やアニメにしたら多くの人が勇気づけられると思いますよ。松本さんのこれからがとても楽しみです。

本日はありがとうございました。

松本さん:ありがとうございました。

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