ヨガの先生や料理教室の先生など、Zoomを使ってオンラインレッスンされる方も多いと思います。
「レッスン中に見たい映像と、残したいレコーディング内容が違うので教えてほしい」というご質問をいただきます。
質問される方によって、内容が十人十色なので、今回このブログでそのヒントになればと思います。
今回はそのヒントになるレコーディング方法のキーワードは、
- スマホ・タブレットの活用
- ローカルレコーディングとクラウドレコーディング
- ピンとスポットライト
- スピーカビューとギャラリービュー
です。
これらを組み合わせることによって、レッスン中にに見たい映像と、残したいレコーディング映像を撮って、保存または講座の配布用の資料とすることが出来ますよ。
スマホ・タブレットの活用
スマホ・タブレットで同じZoomミーティングに入ると便利なことがあります。
- ヨガ・体操のレッスンの時、正面だけでなく、正面と横や斜めなど2画面になり動きを伝えやすくなります。
- 料理教室の時、料理しているとなかなかカメラの切り替えができないと思います。まな板の上とコンロの上など、はじめからセッティングしていると便利ですね
- パソコンでホストに入っていると、Wi-Fiの状態によって急にミーティングから落ちることもあります。そんな時にもう一台で入っておくと、参加者の方も安心ですね。
→初心者でも大丈夫!スマホでZoomに参加する方法と注意点!
スマホでパソコンと同じミーティングに入る方法はこちらご覧ください。
→Zoomで画面共有した時、相手にどんな風な見え方しているか確認する方法
同じミーティングに2台で入るとハウリングが起こります。
どちらかは「オーディオの切断」をしましょう。
レコーディング方法
レコーディング方法はベーシックアカウントの方はローカルレコーディングのみ。
プロアカウントなど有料のアカウントにアップグレードされた方は、ローカルレコーディングとクラウドレコーディングの2つあります。
それぞれ設定よってレコーディングに残る映像が違いますので、一度レコーディングをしてみましょう。
そしてご自身のイメージするレコーディング映像なのか確認しましょう。
ローカルレコーディング
ローカルレコーディングの特徴は、ご自身が見ている映像がそのままレコーディングされます。
画面共有の時だけは3パターンから選択できます。
ローカルレコーディングのレコーディングパターンはこちらご覧ください。
→【9分で解説】Zoomミーティングのレコーディング方法(2023年度最新版)
クラウドレコーディング
クラウドレコーディングの特徴は、最大5パターンを同時にレコーディングしてくれます。
5パターンなので、ご自身が見ている映像ではないものも、レコーディングしてくれます。
しかしイマーシブビューやピンの機能など一部レコーディングに残らないものもあるので注意が必要です。
クラウドレコーディングのレコーディングパターンはこちらご覧ください。
→便利なZoomクラウドレコーディング。保存先からデータを共有・ダウンロードまで
ピンとスポットライト
Zoomの機能でピンとスポットライトというものがあります。
ピンは、参加者全員が自分のパソコン・スマホ・タブレットに映したい人を選ぶことが出来ます。
スポットライトは、ホストが選んだ人を皆さんのパソコン・スマホ・タブレットに映すことが出来ます。
→Zoomで特定の人にビデオ固定する方法!スポットライトビデオ・ピン留めを使いこなそう!相手にバレるの?
共同ホストはスポットライト中でもピンで誰かを大きく映すことが出来ます。
→【Zoomの使い方】オンラインセミナーの共同ホスト9つの役割
スマホで参加の方がいらっしゃるときは注意です。
パソコン・タブレットだと2人以上だと横並びの画面になりますが、スマホはスポットライトに指名した最初の1人だけになります。
左スワイプしてもらい、スマホのギャラリビューの状態の上部にスポットライトとして表示されることをお伝えしましょう。
クラウドレコーディングだと、ピンをしてもレコーディングに関係ないです。
スポットライトはクラウドレコーディングの「ギャラリービュー」に残ります。
スピーカービューとギャラリービュー
先ほどのピンとスポットライトをしていても、ギャラリービューにすれば、レッスン中は参加者全員が映ります。
→Zoomミーティングのビュー設定「ギャラリービュー」「スピーカービュー」「イマーシブビュー」とは?
実例
1対1のヨガのレッスンをしています。
「レコーディングには私一人が映っているようにしたいですが、生徒さんの姿もオンラインレッスン中確認したいです。生徒さんには私が映っているようにしたいです。」
ヨガなので、生徒さんが喋ることはないと思います。念のため生徒さんをミュートにしていただきます。
生徒さんの姿を確認しながら、自分だけレコーディングしたい場合は、こちらの2つですね。
- レコーディングはパソコンにして、スマホ・タブレットでもう一台ミーティングに参加して、参加者の方をピンにして動きを確認する
- クラウドレコーディングして「アクティブスピーカー」と書いてあるどちらかにチェックが入れてレコーディングする。そして、参加者の方をピンにして動きを確認する
料理教室をやっています
「パソコンとスマホのカメラを使って、料理している様子をスポットライトにして説明しています。料理している様子は2つのカメラの映像をレコーディングしたいです。講座中は参加者さんの10人いるのですが、皆さんの顔を見る方法教えてください。」
スポットライトにすると、画面上部に数人は並びますね。
オンラインレッスン中10人の参加者を見る方法は次の2つです。
- タブレットをお持ちでしたら、タブレットもミーテイングに参加させてギャラリービューで見る。(タブレットの機種によります)
- タブレットがなければ、レコーディングは、パソコンとスマホをスポットライトを当ててクラウドレコーディングの「ギャラリービュー」を有効にしておく。そうすると料理の様子が2つのカメラでレコーディングされます。料理教室レッスン中は、パソコンをギャラリービューにすると皆さんのお顔見れます。
体操のセルフケアを教えたい
「三人参加者いますが、一人だけ大きく映してレコディングしたいです。
また内蔵カメラだと好きな大きさの画角にできないので、どうしたらいいですか?」
まずはパソコンで作ったミーティングでスマホで参加してみてください。
その時パソコンの操作で、スマホのカメラを「ピン」にした時に、映したいように映るか、どんな風に映るか確認してください。
ローカルレコーディング使えば、ホストが見ている画面がそのままレコーディングされます。
画角の大きさは、スマホカメラでズームの調節はできます。
iPhoneの場合、アウトカメラにするとズームができます。
機種によって違うと思うので、ご自身のスマホのメーカーで調べてみてください
少し遠いところから、ズームすると調節しやすいと思います。
これで解決すれば、スマホで対応できます。
この時三脚があった方がいいですね。
100円ショップにも売っています。
ピンで練習したら、実際のレッスンの時は、パソコン・スマホ・参加者さんの3人参加していることになるのでスポットライト使いましょう。
まとめ
ヨガや料理教室のオンラインレッスン中に見ている映像とレコーディングした映像を違うものにしたいことが出てくると思いいます。
どんな映像をレコーディングしたいかは人それぞれです。
Zoomを使ってのオンラインレッスン本番前にしっかりレコーディングの練習をして、手順をしっかり確認しておきましょう。