
Zoomで画面共有をしていると、参加者の注釈によって画面に思いがけず落書きが入ってしまうことがあります。
消し方が分からず、画面をそのままにして説明を続けた経験がある方もいるかもしれません。
Zoomの画面共有では、設定によって参加者が注釈を書き込める状態になります。
便利な仕組みである一方、意図しない操作や理解不足によって、落書きのような状態になってしまうこともあります。
この記事では、Zoomの画面共有中に書かれた注釈の消し方と、参加者に落書きさせないための防止方法を実際の操作手順に沿って解説します。
ミーティング中にすぐ対応したい場合の対処法と、事前にトラブルを防ぐための設定の両方を紹介するので、セミナーや勉強会を安心して進めたい方は参考にしてください。
Zoom画面共有で注釈・落書きが起こる理由
Zoomの画面共有中に注釈や落書きが表示されるのは、参加者が画面に書き込める状態になっているためです。
Zoomでは、画面共有を開始すると、設定によっては参加者も注釈を書き込めるようになります。
注釈機能は、説明を補足したり、双方向でやり取りを行ったりするために用意されている仕組みです。
そのため、注釈機能をよく知らない参加者が操作した結果、画面上に線や文字が表示されることがあります。
このようなケースでは、注釈をすぐに消す、または書き込みを制限するといった対応が必要になります。
📌Zoom注釈機能の基本操作を確認したい方はこちらの記事を参考にしてください。
Zoom画面共有中に書かれた注釈・落書きを消す方法
画面共有中に注釈や落書きが表示されてしまった場合でも、Zoomには その場で消すための機能 が用意されています。
状況に応じて、
- 不要な注釈のみ消したい
- すべての注釈を消したい
といった使い分けができますので、順に確認していきましょう。
消しゴムを使って注釈を消す方法
画面共有中に「注釈」を表示すると、注釈用のツールバーが表示されます。
この中にある 消しゴムのアイコン を使うことで、画面上に書かれた線や文字を消すことができます。

消しゴムを選択した状態で、消したい注釈の上をクリックすると、その部分だけが削除されます。
一部の書き込みだけを消したい場合や、説明に不要な線だけを整理したいときに向いている方法です。
注釈・落書きをまとめて消す方法
注釈が多く書き込まれている場合は、注釈ツールバーの「消去」を使うことで、画面上の描画をまとめて削除できます。
「消去」を選択すると、次のような項目が表示されます。
- すべての描画を消去
- ビューアーの描画を消去
- 私の描画を消去

画面上の注釈をすべて消したい場合は、「すべての描画を消去」を選びます。
この操作を行うと、自分や参加者が書いた注釈を含め、画面上の描画がすべて削除されます。
一方、参加者が書いた注釈だけをまとめて消したい場合は、「ビューアーの描画を消去」を選択します。

この方法では、画面共有をしている人が書いた注釈は残したまま、参加者の注釈のみを削除できます。
Zoomの注釈を制限して落書きを防止する方法
Zoomでは、注釈機能の設定やミーティング中の操作によって、画面共有中に誰が注釈を書き込めるかを調整できます。
画面共有中に発生する落書きは、注釈機能の使い方をあらかじめ整理しておくことで防ぐことが可能です。
ここでは、
- 注釈機能そのものを使えなくする方法(事前設定)
- 事前に画面共有をしている人だけに注釈を許可する方法(事前設定)
- ミーティング中に一時的に他のユーザー(共有以外)の注釈を無効にする方法
という3つの選択肢から状況に応じた注釈の制限方法を確認していきます。
事前に設定で注釈を制限する方法
注釈に関する設定は、Zoomのウェブポータル(設定画面) で行います。
ミーティング中ではなく、事前に設定しておく点に注意してください。
事前設定では、注釈の使い方に応じて次の2つの方法から選ぶことができます。
注釈機能そのものを無効にする設定
注釈を一切使わない場合は、注釈機能そのものを無効にする設定を行います。
この設定をオフにすると、
- 画面共有をしている人
- 画面共有を見ている人(ビューアー)
のどちらも、注釈を書き込むことができなくなります。
ミーティング中に注釈を使う予定がない場合や、落書きのリスクを完全に避けたい場合に適した設定です。
設定方法は以下の通りです。
- Zoomウェブポータルにアクセスし、サインインする
- 左メニュー、[設定]をクリック、検索窓に「注釈」と入力する
- 「注釈」のトグルをオフ(グレイ)にする

画面共有をしている人だけに注釈を許可する設定
注釈を完全に無効にするのではなく、画面共有をしている人だけが注釈を使えるようにする設定もあります。
この設定では、
- 画面共有をしていない人(ビューアー)は注釈を書き込めない
- ロールに関係なく、画面共有をしている人は注釈を使用できる
という状態になります。
資料に線を引いたり、ポイントを書き込んだりしながら説明したい一方で、他の参加者による落書きは防ぎたい場合に向いています。
画面共有をしている人だけが注釈を使えるようにする設定方法は次の通りです。
- Zoomウェブポータルにアクセスし、サインインする
- 左メニュー、[設定]をクリック、検索窓に「注釈」と入力する
- 「注釈」のトグルをON(青)にする
- オプション設定の「共有しているユーザーのみが注釈をつけることができる」にチェックを入れ、「保存」をクリック

ミーティング中に一時的に他のユーザーの注釈を無効化する方法
ミーティングの途中から注釈を一時的に制限することもできます。
この方法は、事前設定を変更しなくても、その場で切り替えられる点が特徴です。
画面共有を開始した状態で、画面上部のミーティングコントロールにある [詳細] をクリックし、
[他のユーザーの注釈を無効にする] を選択します。

この設定を有効にすると、
- 画面共有を見ている人(ビューアー)は注釈を書き込めない
- 画面共有をしている人自身の注釈は引き続き使用できる
という状態になります。
説明中だけ注釈を無効にし、他の参加者にも注釈をしてもらうシーンになったら再び有効にするなど、状況に応じて切り替えて使うことができます。
この 「他のユーザーの注釈を無効にする」 操作は、次の特性があります。
- 画面共有を操作中の人のみ が設定できる
- ホストや共同ホストであっても、画面共有をしていない状態では「他のユーザーの注釈を無効」にするできない
- 設定した人の画面共有でのみ無効化は適用される
- 設定した人の画面共有では、設定を解除しない限りミーティング中の注釈の無効化は継続保持される
まとめ
Zoom画面共有の注釈機能は、共有資料に書き込みをしたり、強調したい部分をクローズアップするのにとても便利な機能です。
ただ、注釈機能を有効化していると、共有者以外の参加者でも書き込みができてしまいます。
共有者以外の書き込みは意図しないケースのことが多いですが、状況によってはミーティングの進行に影響を与えることがあります。
そのため、主催者は注釈機能の使い方を確認し、状況に合わせて制限したり、参加者にも使えるように自由に切り替えることができる状態にしておくことが大事です。
もし、セミナーや勉強会で意図しない注釈が表示された場合は、「消しゴム」や「消去」を使い、すぐに消すことができるようにしましょう。
また、意図しない注釈をあらかじめ防止する対策を取っておくことも必要な場合があります。
意図しない注釈や落書きを予防する方法として、
- あらかじめ注釈そのものを制限するか共有者のみができるように設定する
- 状況に合わせてミーティング中に注釈を無効/有効を切り替える
などを柔軟に使い分けられるようにしておくと安心です。






