皆さんはZoomをどんどん使っていることと思いますが、今回はあるお悩みにお答えしていこうと思います。
- Zoomで話をしている時に自分が手元でしている作業を相手に見せたいのですが、
顔と手元を映すことが上手くできません。
どうしたらいいですか?
というお悩みです。
Zoomで話をしている時に、普通は自分の顔を映して話をしますが、その時々によって、自分の手元を映したり、自分を映しながら話をしたいと言うことです。
パソコンに付属しているカメラでは動かすことができませんし、外付けでカメラを使っても、自分の顔を映して、手元を映してとカメラを動かしていたら大変ですよね。
この記事では、そんなお悩みを解決するための、Zoom中にカメラを切り替える方法について解説していきます!
Zoomの機能を使えば簡単!!
実は、冒頭で受けた質問はZoomのある機能を使えば簡単に解決することができます。
その機能というのは
カメラの切り替え機能、
もしくは
「画面共有」の「第2カメラ」機能
そして、
スマホでZoomに入って第2カメラの役割を持たせ、『スポットライト』機能を使う、です。
どちらかを使うだけでも「自分の顔」と「手元」を簡単な操作で切り替えながら話をすることができます。
第2カメラに切り替える
Zoomでは、カメラを2台以上、接続すると、カメラを切り替えることが出来ます
方法は簡単です。
- Zoomの画面右下の「ビデオのマーク」横の「∧」をクリック
- 「カメラを選択」の下に、切り替え可能なカメラが出るので、切り替えたいカメラをクリック
これだけで、カメラの切換が可能になります。
この方法は映したいものを一つだけ、映すことができます。
例えば、自分の顔を映しているカメラをAとしてZoomミーティングを開始し、手元や別の場所を映したいときに別に設置したBというカメラに切り替えて映す、という方法です。
この時、Zoomの画面には切り替えたBのカメラの手元のものが映されるのでホストの顔を同時に共有することはできません。
画面共有で第2カメラの映像を使う
次の方法は「画面共有」の「第2カメラのコンテンツ」という方法を使います。
この方法は、メインカメラでホストの顔をビデオパネルで映しながら、第2カメラで映している映像を画面で大きく映し、共有するというものです。
この方法をを使う際には、
パソコン付属のカメラ+外付けのカメラが1台以上
もしくは
外付けカメラ2台以上(パソコンにカメラ機能がついていない場合)が必要です。
「以上」と付けているのは、複数のカメラを切り替えることができるからです。
2つであれば2つのカメラですし、3つあれば3つの切り替えができます。
画面共有の機能についてよくわかりません!という方は、以下の記事を参照してください。
→Zoomで画面共有機能を使い、パワポやホワイトボードの情報を共有する方法
*カメラにも色々なタイプがあり、「置いて使えるタイプ(左側)」と「クリップでパソコン等につけるタイプ右側」があります。
どんなカメラが良いかは、使い方によって違うので、調べてみて下さい。
Zoomで使う便利なカメラの使い方
では、実際にどうやるのかをお伝えします。
- 外付けカメラをパソコンに接続し、映したいものを映るように調整
(写真ではキーボードを映しています)
- 「画面共有」で「詳細」から「第2カメラのコンテンツ」を選択
- 画面には接続したカメラの画像が反映
(先ほどカメラが移していたキーボードが画面に映されました)
この手順で、第2カメラを使うことができるようになりました。
では、元のカメラに切り替えたい時はどうしたら良いのかというと、
・画面左上の「カメラの切り替えをクリック」するだけです。
スポットライト機能を使う方法
次にお伝えするのは、わざわざ外付けカメラを買いたくない、と言うような方にオススメの方法です。
但し、一つだけ条件があります。
それは「パソコン以外にスマホを使う」ということです。
勘の良い方はお気づきですね。
自分が持っているスマホをZoomに参加させて、そのスマホで手元を映し、その画面を相手に見せるという方法です。
スマホでZoomに参加する方法はこちらの記事をご参照下さい。
→ZoomアプリをPC・スマホ・タブレットにダウンロード、インストール、アンインストールする方法
ただ、スマホでZoomに入り、相手に見せたい画面を見せることができたとしても、ミーティング参加者がZoomをスピーカービューにしている場合、話をしている人の画面が大きく映ってしまいます。
また、ギャラリービューにしている場合は、Zoomミーティング参加者全体が映り、自分が見せたい手元などの映像を確実に見せることができません。
Zoomのスピーカービュー、ギャラリービューについて詳しく知りたい方はこちらへ
→Zoomミーティングのビュー設定「ギャラリービュー」「スピーカービュー」「イマーシブビュー」とは?
つまり、見せたい映像を映しているのに、参加者の設定によって自分の顔やZoomミーティング会場が映ってしまうということが起こります。
そこで必要になるのがどの参加者にも固定した映像を見せるための機能、「スポットライト」機能の登場です。
スポットライトとは、ホスト(共同ホスト)の機能の一つで、自分を含めた参加者のビデオを指定して、その画面を固定して映すという機能です。
具体的な使い方はこちらの記事をご参照下さい。
→Zoomで特定の人にビデオ固定する方法!スポットライトビデオ・ピン留めを使いこなそう!相手にバレるの?
では、具体的な手順をお伝えします。
- 自分のスマホをZoomに参加させる
- スマホのカメラで写したい部分を映す
- ホストの機能を使い「スポットライト」でスマホの画面を固定
これで、見せたいビデオ画面のみ大写しにして参加者に見せることができます。
簡単ですね。
ただし、このスポットライト機能はビデオOnの状態の参加者が3名以上でないとできません。
マンツーマンのセッションの場合、ホストと参加者のビデオとスマホの3台がビデオOnになっている必要があります。
パソコン・スマホで同時に参加するときの注意点
Zoomミーティングで、パソコンなどの機器と、スマホを同時に使う時の注意点があります。
どちらの機器もコンピューターオーディオが入っていると、ハウリングを起こしてしまうということです。
ちょっとした対処を知っていれば、ハウリングを起こすことなく使えるので、こちらで手順を確認してみましょう。
画面切り替えをスムーズにするために
ここまで、画面の切り替え方についてお伝えしてきました。
もう一つ問題が起こる可能性があります。
それは、画面を切り替えるために「キーボード」や「スマホ・タブレット」の画面を触らないといけないということです。
つまり、料理を作っているところを見せたい場合など、手が汚れてしまっていたりすると大変ですよね。
そんな時、どうしたら良いかについてもお伝えします。
「スイッチャー」を使う
一つは、「スイッチャー」という道具を使うと言うことです。
ボタン一つで画面の切り替えができたりするので、便利です。
手で使うものが多いですが、足で踏むタイプのモノもあるので、手が塞がっている時でも使えます。
「共同ホスト」に手伝ってもらう
もう一つは、人に手伝ってもらい、画面の切り替え、スポットライトの設定をしてもらうということです。
人の手を借りないといけないという点では大変かも知れませんが、余計な器具を買うことなくできますね。
セミナーなどでお手伝いしてくれる人がいる時などはこの方法で十分かも知れません。
ただ、スポットライトの設定は「共同ホスト」の権限がないとできないので、その点だけお忘れ無く。
まとめ
いかがだったでしょうか?
Zoomを使っている時に、画面を切り替える方法についてお伝え致しました。
方法は様々あり、外付けで第2カメラを使う方法、スマホでZoomに入って切り替える使い方など、自分に合った使い方を試してみましょう!
このやり方を覚えると、見せたいモノを見せながら話しをすると言うことができるようになります。
今までよりも、間違いなくZoomで出来る事が増えますので、ぜひ試してみて下さい。
画面共有のすべてを網羅したまとめ記事も合わせてご覧ください。