Zoomの「エラーコード4」の対策方法をわかりやすく簡単に解説いたします!
こちらの記事をお読みの皆様は、お仕事で毎日のようにZoomを使っている人、または、最近使い始めた人のどちらかだと思います。
使ってみるといろいろな「エラーコード」が出ることがあります。
この「エラーコード」が出ると慌てますよね、でも事前に対処法を知っておくと慌てないで、落ち着いて対処できます。
今回は、「Zoomのよくあるエラーコード4」について、わかりやすい対策方法を解説いたします。
エラーコード4の意味と原因
Zoomの「エラーコード4」は、ユーザーが
「Zoomクライアント」にサインインできないときに表示されるエラーコードです。
Zoomクライアントとは、「Zoom」というビデオ通話サービスを使うためのプログラム(ソフトウェア)のことを指します。
これは、あなたのパソコンやスマートフォンにZoomをインストールして使用することをいいます。
Zoomクライアントを使うと、友人や家族、またはビジネスパートナーとオンラインで会話したり、画面を共有して写真や文書を見せたりすることができます。
<表示例 >
「サインインに失敗しました、もう一度お試しください。」
上記のような表示が出てきます。
このエラーコードが表示される主な原因は、
「Zoomアプリケーションのローカルデータに問題がある」ことです。
「Zoomアプリケーションのローカルデータ」は、Zoomがあなたのパソコンやスマートフォンに保存している情報のことを指します。
この情報には、あなたの設定、ログイン情報、過去の会議の履歴など、Zoomが正常に動くために必要な情報が含まれます。
Zoomがこれらの情報にアクセスできない、または情報が間違っていたり壊れていたりすると、Zoomは正しく動かないことがあります。
それが「ローカルデータに問題がある」という状態です。
これらの原因の中には、
ユーザーが直接対処できるものもありますが
「Zoom側の不具合」
「アカウントがロックされている」
など、ユーザーが直接対処できないものもあります。
ユーザーが対処できるものとできないもの
Zoomへのサインインができない可能性のある原因として以下のようなものがあります。
<自分が直接対処できるもの>
・SSO(Single Sign-On)でサインインしていない
・パスワードが間違っている
・Facebookのメールアドレスを変更している
<自分が直接対処できないもの>
・アカウントがロックされている
・Zoom側の不具合
・Zoomのバージョンが古くなっている
上記の原因と対処方法を詳しく説明します。
自分が直接対処できるものについて解説します
SSO(Single Sign-On)でサインインしていない
SSO(シングルサインオン)は、日本語にすると「一度のサインイン」くらいの意味です。
これは、一度名前とパスワードを入力してサインイン(ログイン)をすると、その他の関連するサービスやウェブサイトにも自動的にサインインできるというシステムのことを言います。
具体的には、インターネットでよく見かけるGoogleやFacebookなどのアカウントを使って、一度サインイン(ログイン)すると、そのアカウントが提供している他のサービス(例えば、GoogleならGmailやYouTubeなど)にも自動的にサインインできるという便利な機能です。
これにより、たくさんのサービスやウェブサイトで、いちいち名前やパスワードを入力してサインインする手間を省くことができます。これが「シングルサインオン」の主な目的となります。
パスワードが間違っている場合の対処法
パスワードが間違っていると、Zoomにログインできません。
それを解決するためには、「パスワードを忘れた方」や「パスワードをリセットする」といった手段を使うことが一般的です。
以下にその手順を簡単に説明します
1. Zoomのログイン画面で、「パスワードを忘れた方」や「パスワードをリセットする」などのリンクを探します。それは、パスワードを入力する欄の下にあります。
2. そのリンクをクリックすると、あなたが登録したメールアドレスにパスワードをリセットするリンクが送られます。このメールはすぐに届くはずですが、数分かかることもあります。
3. そのメールを開き、中に書かれているリンクをクリックします。そうすると、新しいパスワードを設定するためのウェブページが開きます。
4. 新しいパスワードを入力し、確認のためもう一度同じパスワードを入力します。新しいパスワードは、次回ログインする際に使います。
5. 最後に「パスワードをリセットする」のボタンを押すと、新しいパスワードが設定されます。
これで新しいパスワードが設定され、Zoomにログインすることができます。
ただし、新しいパスワードは忘れないように、安全な場所にメモしておくことをおすすめします。
Facebookのメールアドレス変更が原因の対処方法
ZoomにFacebookアカウントを使ってログインしている場合で、そのFacebookのメールアドレスを変更した場合に、Zoomへのログインに問題を引き起こす可能性があります。
その理由は、ZoomがFacebookアカウントの情報(特にメールアドレス)を使ってあなたを認識し、ログインを許可しているからです。
それでは、具体的な対処方法を見ていきましょう。
1. Facebookのメールアドレスを元に戻す。
最も簡単な解決策は、Facebookのメールアドレスを元のアドレスに戻すことです。
これにより、Zoomは再びあなたのアカウントを正しく認識できるようになります。
2. Zoomのログイン方法を変更する。
Zoomにはさまざまなログイン方法があります。
たとえば、Googleアカウントを使ってログインする、またはZoomのユーザー名とパスワードを使ってログインするなどです。
Facebook以外のログイン方法を設定することで、Facebookのメールアドレスの変更がZoomへのログインに影響を与えないようにすることができます。
具体的な手順については以下の通りです:
1.Zoomのウェブサイトにアクセスし、「サインイン」をクリックします。
2.「パスワードを忘れた場合」のリンクをクリックします。
3.その後、Zoomに登録したメールアドレスを入力し、送信をクリックします。
4.メールが届くので、その中のリンクをクリックして新しいパスワードを設定します。
これにより、新しいパスワードを使ってZoomに直接ログインできるようになります。
以上のいずれかの方法で問題が解決しない場合は、Zoomのサポートに直接連絡することをおすすめします。
自分が直接対処できないものを説明します
Zoomのアカウントがロックされる原因
Zoomアカウントは、パスワードを連続して6回間違えると30分間アカウントがロックされてしまいます。
30分経過したあとの解除方法は、「管理者アカウント」か「アカウントメンバー(ユーザーアカウント)」なのかで異なります。
それぞれの違いをお伝えすると、
「管理者アカウント」は、組織内でZoomを管理する特別なアカウントで、ユーザーの管理や設定、ライセンスの管理、レポート作成などができます。
「アカウントメンバー」は、組織やチーム内のユーザーで、共通のアカウントを共有し、会議参加やスケジュール作成などができます。
・Zoomの管理者アカウントである場合
一度、Zoomのアカウントがロックされてしまうと、30分以上時間をおいてから再度ログインを試してみるか、パスワードをリセットするしか方法がありません。
・Zoomのアカウントメンバー(ユーザーアカウント)である場合
30分以上時間をおく、もしくはパスワードを変更する以外にも管理者アカウントを持つ人に連絡してアカウントロックを解除してもらうことも可能です。
アカウントメンバー(ユーザーアカウント)がどうしても急いでZoomを使いたい場合は、後述する「管理者アカウントでのロック解除」を行うことで30分以内の時間で、かつパスワードの変更なしでロック解除できます。
Zoom側の不具合
Zoom側の不具合だとするとどんな事例
Zoom側の不具合というのは、一般的にはZoomのシステムやサーバーに問題が生じた場合を指します。
このような問題は、ユーザーの側では制御できないもので、通常はZoomのエンジニアが問題を解決します。
Zoom側の不具合がエラーコード4を引き起こす具体的な事例としては以下のようなものが考えられます。
1. サーバーの問題
Zoomのサーバーが一時的にダウンしていたり、過負荷状態になっていると、ユーザーはZoomにログインできなくなることがあります。
この場合、エラーコード4が表示されることがあります。
2. ソフトウェアのバグ
Zoomのアプリケーションにバグ(ソフトウェア上のエラー)があると、正常に動作しなくなることがあります。
たとえば、Zoomが新しいアップデートをリリースした後にバグが発生し、その結果、一部のユーザーがログインできなくなる事例があります。
3. ネットワークの問題
Zoomのサーバーとユーザーの間の通信に問題があると、ログインできないという問題が発生することがあります。
このような問題は、一時的なものであることが多く、通信が正常に戻ればログインも可能になります。
これらの問題は、Zoom側で解決されるべき問題であり、ユーザーが直接何かをすることはほとんどありません。
ただし、問題が解決するまでの間、ユーザーはZoomのウェブクライアントを使って会議に参加したり、Zoomのステータスページや公式Twitterなどをチェックして最新の情報を得ることができます。
Zoomのバージョンが古くなっている場合の対処方法
Zoomのバージョンが古いと、最新の機能を利用できないだけでなく、一部の問題を引き起こす可能性もあります。
なので、常にZoomの最新バージョンに更新することをおすすめいたします。
以下に、Zoomのアップデート方法を説明します。
Zoomデスクトップクライアント(Win,Mac)の場合
1. Zoomアプリを開きます。
2. 右上の自分のプロフィール写真(または「マイアカウント」)をクリックします。
3. ドロップダウンメニューから「チェックフォーアップデート」を選択します。
4. 利用可能なアップデートがある場合は、画面に指示が表示されます。
その指示に従ってアップデートをインストールしてください。
Zoomモバイルアプリ(iOS,Android)の場合
1. スマートフォンやタブレットの「App Store」(iOSの場合)または「Google Playストア」(Androidの場合)を開きます。
2. 「Zoom」を検索します。
3. 「Zoom Cloud Meetings」アプリが表示されます。
もし「アップデート」ボタンが表示されていたら、それをタップします。もし「開く」ボタンしか表示されていなければ、既に最新バージョンを使用しています。
以上の手順を行うことで、Zoomの最新バージョンを簡単にインストールできます。
最新バージョンを常に使用することで、最新の機能を活用し、不具合から身を守ることができます。
ここまで説明してきましたがご理解いただけたでしょうか?
色々やってはみたものの改善が見られない場合は、
Zoomのサポートに問い合わせて具体的な原因を確認することをお勧めします。
Zoomのサポートはこちらへ問い合わせしてください。
まとめ
エラーコード4の対処法の要点まとめ、Zoomを毎日のように使うことが当たり前の社会になりました。
リアルでもオンラインでも仕事をする上での考え方は、同じです。
エラー表示が出たときは、慌てないで自分の状況を把握して、何を試したらいいのかを落ち着いて、考える必要があります。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。