Zoomを使用している多くの人々が直面する問題の一つが、カメラが反転してしまうことです。
反転していると、自分が右手を上げたら画面の中の自分は左を上げたのか、右を上げたのか?
など、混乱してしまいますし、、自分の映っている画像が相手からどう見えているのか?
どう見せたら相手にうまく伝わるか?など考えてしまいますよね。
この記事では、なぜZoomでカメラが反転するのか、そして、反転現象が問題となる状況について詳しく解説します。
カメラ反転の仕組みや影響について理解し、解決策を身につけましょう。
カメラが反転する理由とどんな時に問題になるのか?
当たり前のことだと言われるかもしれませんが、Zoomなどオンラインビデオ会議ツールでは、自分の映像を表示するためにカメラを使用します。
しかし、多くの場合、表示される映像は鏡像として表示されます。
鏡像ということは、左側にあるものが右側に、右側にあるものが左側に表示されるのです。
これは、カメラのイメージがデフォルトで左右反転されるためです。
設定で鏡像にされているため反転されるということです。
このカメラの反転ですが、Zoomミーティングにおいては一部の例外を除き、気にする必要がないかもしれません。
なぜなら、反転して見えるのは自分の画面だけだからです。
相手からは問題なく見えているので、自分が話している時などに反転していても気にしなくて良いでしょう。
ただし、気にするべき時があります。
それは、仮想背景に文字を入れている時です。
反転は仮想背景の映像も反転してしまうので、仮想背景に文字を入れている場合は、気をつけましょう。
仮想背景に文字を入れることができるならやってみたい!という方はこちらの記事をご覧いただくと説明してあります。
→Zoom背景を簡単作成!!好きな画像を作り仮想背景(バーチャル背景)にする方法
反転を気にする前に準備しておくこと
Zoomミーティングに参加する際に、カメラの反転を気にする前に気にすることがあります。
反転を気にするということは、Zoomミーティングを円滑に行いたいという気持ちがあるからだと思いますので、事前準備として必要なことを簡単にお伝えしますね。
カメラの正しい設置
カメラを使う際には、正しい位置と角度で設置することが重要です。
Zoomの場合、カメラと画面が離れすぎていると、相手の顔を見ようとすると、相手からは自分を見ていないように見えるし、カメラを見ようとすると、自分が相手の表情が見れなくなります。
不自然ではない位置にカメラを置くことが必要です。
照明の考慮
明るい照明を使用することで、ビデオ映像の品質を向上させることができます。
背後の強い光源や逆光を避け、顔の前や上に光源を置くことで、自分の顔が明るく照らされるようにします。
背景の選択
ビデオ会議の背景は、プロフェッショナルで清潔な印象を与えるように心がけましょう。
明るすぎる背景や混雑した背景は、視聴者の注意をそらす可能性があります。
もちろんバーチャル背景を使用することで、時と場所を選ばずに、Zoomミーティングの背景を選ぶことができます。
→Zoomミーティングでバーチャル背景(仮想背景)を使うための「設定」と必要な3つのモノ
カメラの品質
カメラの品質は、Zoomミーティングでの映像の品質に直結します。
高品質のウェブカメラを使用するか、必要に応じてビデオ機器のアップグレードを検討しましょう。
テストと確認
以上のことを確認したら、Zoomミーティングの前に、カメラと設定が正常に機能しているかを確認しましょう。
設定をしっかりしているつもりでも、接続の問題やZoomがカメラを認識しているか?パソコンがカメラを認識しているか?等の様々な要因で映りにくくなります。
事前にテストを行い、映像や設定に問題がないかを確かめましょう。
Zoomミーティング中、カメラが反転していることで起こる問題
Zoomミーティングの際、カメラが反転していると、どんなことが起こるかを少し見ておきましょう。
上述しましたが、Zoomでは、自分の画面には左右反転していても、相手からの見え方は同じです。
つまり、反転しているからと言って、焦る必要はありません。
ただ、自分の動きやジェスチャーが反転して表示されることで、自分が混乱してしまい、自然なコミュニケーションが妨げられる場合があります。
他にも、カメラで見せている物を指で指す場合などに、右を差すのか左を差すのか、分からなくなってしまうかもしれませんね。
上述していますが、大事なのでもう一度お伝えしますが、反転する時の一番の問題は仮想背景も反転してしまうという点です。
画像だけの時は問題ないですが、仮想背景に文字を入れている時は文字が反転してしまうので注意しましょう。
この点さえ気を付ければ、反転している、反転していないに関わらず、相手からの見え方は同じなので、慣れてしまえば問題ないということになりますね。
カメラの反転が問題になる可能性のあるものとして、カメラの2台使いの時もあるかもしれませんね。
カメラの2台使いってなに?という方は、こちらの記事もご覧ください。
→Zoom中にカメラを切り替える方法<第2カメラ・スマホの使い方>
Zoomでカメラが反転する問題の解決策と設定方法
では、どうしたら、Zoomミーティングでカメラが反転している状況を解決できるかについてお伝えしますね。
パソコンで参加している時、Zoomミーティング中に修正する方法
-
- Zoomミーティングの下にあるミーティングコントロールにあるビデオマーク横の「^」をクリック
- 「ビデオ設定」「バーチャル背景を選択」のどちらかをクリック
- 「ビデオ設定」をクリックした場合
ポップアップした画面の右にある「マイビデオをミラーリング」のチェックを確認
(下記のように、ミラーリングのチェックを変更することで自分の画面に映る映像が変わります。)
- 「バーチャル背景を選択」をクリックした場合
ポップアップした画面の右にある「マイビデオをミラーリング」のチェックを確認
(下記のように、ミラーリングのチェックを変更することで自分の画面に映る映像が変わります。)
パソコンのZoomアプリで修正する方法
Zoomミーティング中に修正する必要がないという時は、Zoomアプリを立ち上げてから変更しましょう。
- Zoomアプリを起動し、画面右上の「歯車マーク」をクリック
- 設定のウィンドウが開くので、左側にある「ビデオ」もしくは「背景とエフェクト」をクリック
- 「ビデオ」をクリックした場合
ポップアップした画面の右にある「マイビデオをミラーリング」のチェックを確認
(下記のように、ミラーリングのチェックを変更することで自分の画面に映る映像が変わります。)
- 「背景とエフェクト」をクリックした場合
ポップアップした画面の右にある「マイビデオをミラーリング」のチェックを確認
(下記のように、ミラーリングのチェックを変更することで自分の画面に映る映像が変わります。)
以上の手順で、Zoomアプリからミラーリングの変更をすることができます。
スマホのZoomアプリで修正する方法
- Zoomアプリを起動すると、画面の下の方に以下のようなメニューバーが出てくるので、「詳細情報」をタップ
「詳細情報」がない時は右にスクロール
- 「詳細情報」の中の「ミーティング」をタップ
- 「マイビデオをミラーリング」の横のトグルで変更
残念ながら、スマホでZoomに参加してZoomミーティング中に反転を修正することはできないようです。
スマホで参加する時には、事前に確認をして、参加する前に変更しておきましょう。
Zoomアプリで反転の修正ができない時は
Zoomアプリで画面の反転現象が修正できない時は、カメラ自体の問題やZoomアプリ以外のアプリと干渉しているなどの原因が考えられます。
そこで、対策としては、以下の方法が上げられます。
カメラやドライバのアップデート
カメラやウェブカメラのメーカーウェブサイトを訪れ、最新のドライバやファームウェアのアップデートがあるか確認します。
ドライバやファームウェアを最新版に更新することで、問題が解決する場合があります。
他のアプリケーションとの競合
カメラを使用する他のアプリケーションが起動している場合、競合が生じてカメラ反転の問題が発生することがあります。
カメラを使用している他のアプリケーションを終了するか、一時的に無効にすることで問題を解決できるかもしれません。
カメラの再接続
カメラが正しく機能していない場合は、一度カメラをコンピュータから切断し、再接続してみてください。 再接続することで、一時的な接続の問題が解消されることがあります。
スマホでZoomをしている時に、画面が回転してしまう時は
反転とは違いますが、スマートフォンでZoomミーティングに参加している時は、スマホの向きを変えると自動で画面が回転してしまうことがあります。
画面がどんどん回転していくと、とても見づらくなるので、スマホでZoomミーティングに入る時は、以下の注意点を確認して、画面が回転してしまうのを防ぎましょう。
スマートフォンの画面の回転はスマホの「設定」や「オプション」などで変更することができます。
ただし、実際の表示については、android、iPhoneなど、機種によって表示が違うので、お使いのスマホで調べてみてください。
確認する場所としては、スマートフォンの設定メニューにある「ディスプレイ」「ディスプレイと明るさ」「画面」などの項目を開きます。
「自動回転」または「画面の回転」といった表示のオプションを見つけ、有効になっていることを確認します。
この設定によって、スマートフォンの向きに合わせて画面が回転します。
無効にすることで画面が回転することを防ぐことができます。
また、一部のスマートフォンでは、「自動回転」という表記ではなく「画面ロック」という表記がされていることがあります。
上記の「自動回転」と同様、スマホの「設定」や「オプション」といったメニューで、画面ロックや画面固定の設定を確認し、必要に応じて変更しましょう。
上記以外にも、お持ちのスマホで特殊な方法があるかもしれませんので、確認してみてくださいね。
スマホでZoomミーティングを開催したいとお考えの方は、上記の設定はもちろんですが、Zoomアプリのことも知っておいた方が良いと思います。
こちらの記事が参考になるので、ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、Zoomでカメラが反転する理由とその解決策について解説しました。
Zoomアプリやカメラの設定によって、左右が反転して表示されることがあります。
Zoomアプリ上の問題、カメラや他のアプリとの接続の問題があるので、気になる方は確認してみましょう。
また、スマホでZoomミーティングに参加される場合は、カメラの「自動回転」によって、画面が見えにくくなってしまうことがあります。
スマホの設定で修正することができるので、スマホでZoomミーティングに参加する際はしっかりと確認しておきましょう。
Zoomミーティングに参加していて、自分の画面が反転してしまうという問題は、ほとんどの場合、事前準備をしっかりすることで解決できます。
事前準備をしっかり行って安心安全にZoomミーティングを開催しましょう!