
Zoomを使い続けると、
「設定を変えたはずなのに機能が表示されない」「設定どおりに動作しない」
といったZoomの操作や設定まわりのトラブルに悩むことがあります。
また、契約や支払いに関する場面でも、
「有料プランにしたのに反映されていない」
「支払い方法を変更したい」
「請求に関して直接相談したい」など、Zoomに問い合わせたいケースは意外と多いものです。
しかし、いざZoomの問い合わせをしようとしても、
- どこに問い合わせ先が書いてあるのか?
- 複数あるうちのどれを選べばいいの?
- メールで連絡はできる?
- 日本語で対応してくれるのかな・・・
など、はじめて問い合わせをする場合、迷いやすく、不安を感じるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
- 内容別に「どこに問い合わせればよいか」
- メールで連絡できる窓口
- 問い合わせページの探し方と手順
- 無料/有料プランで使えるサポート範囲の違い
- 問い合わせ前に準備しておくこと
を、初心者の方にもわかりやすくまとめています。
この記事の内容にそって進めることで、
あなたの状況に合った最適な問い合わせ先がすぐにわかり、迷わずサポートへ連絡できるようになります。
Zoomの問い合わせ内容は大きく3種類
Zoomには問い合わせ窓口が複数ありますが、内容によって大きく3つに分けられます。
まずは、相談したい内容がどれにあてはまるか確認しましょう。
操作・設定・機能トラブルの場合(テクニカルサポート)
Zoom本体の動作や設定に関するトラブルを相談するは「テクニカルサポート」になります。
Zoomの動作がおかしい、設定が反映されない、
機能が表示されない・正常に動作しないなど、
Zoom本体の操作や動作に関するトラブル が該当します。
例)
- 機能が消えた/表示されない
- 音声・ビデオ・録画・画面共有などが正しく動作しない不具合
- 設定を変えても反映されない
- Zoomアプリの挙動が不安定
契約・支払い・プラン変更の場合(請求・アカウント管理)
Zoomの契約内容に関する相談や、料金・支払いに関する手続きが必要な場合はこちらの種類です。
例)
- 有料プランにしたのに反映されない
- 支払い方法を変更したい
- 請求書や領収書を確認したい
- サブスクリプション更新や解約
広告・取材・法人向けの問い合わせ
Zoomのサポートとは別に、メールで直接やり取りする専用窓口 が用意されている内容です。
例)
- 広告出稿・協賛・イベント(マーケティング)
- 取材・メディア掲載(広報)
- 法人導入・見積もり相談(営業)
Zoom問い合わせの仕方
Zoomへの問い合わせは、操作トラブル・設定の不具合・契約や請求に関する内容も含めて、すべて 「Zoomサポート」 から行います。
ここでは、実際にZoomサポートへアクセスし、問い合わせを送信するまでの手順をわかりやすく解説します。
無料プランと有料プランで利用できるサポートの違い
Zoomサポートは、契約プランによって利用できる範囲が異なります。
- 無料プラン(Basic)
- Chat bot(チャットボット)のみ利用可能
- Web Case(ケース送信)は原則利用できない (請求とアカウント管理の問い合わせは可能)
- 電話サポートは利用不可

- 有料プラン(Pro/Business/Enterprise)
- Web Case(ケース送信)が利用可能
- 契約プランによって優先サポート(返信が早い)が付く
- 電話サポートはプロ以上で利用可能
- 請求・アカウント管理の問い合わせも可能
自分はZoomサポートをどこまで使えるのか、 迷ったら「サインイン(ログイン)した状態でZoomサポートを開く」のが最も確実です。
サインインしていれば、自分のプランで利用できる問い合わせ方法しか選択できないため、間違って選択してしまう心配がありません。
Zoomサポートへのアクセス方法
Zoomサポートへのアクセス方法は、Zoomウェブポータル(公式サイト)にアクセスする方法と、Zoomデスクトップアプリからアクセスする方法があります。
《Zoomウェブポータルからのアクセス方法》
- Zoomウェブポータル(公式サイト)にアクセスする
- 右上部の「サポート」をクリック

- 上部タブの「サポートへのお問い合わせを」をクリックする(※サインインしていない場合は、右上サインインをする

- 「Zoomサポートに連絡」が開く

《Zoomデスクトップアプリからのアクセス方法》
- Zoomデスクトップアプリを起動し、サインインする
- プロフィールアイコンをクリックし、「ヘルプ」の「フィードバックを送信」をクリック

- 開いたポップアップウィンドウの下部にある「サポート(青字)」をクリックする

- ブラウザで「Zoomサポート」が開く
- 右上の「サインイン」をクリックし、上部タブの「サポートへのお問い合わせ」をクリックする

- 「Zoomサポートに連絡」が開く

Zoomサポートにアクセスすると、次の3つの問い合わせ方法が表示されます。
- Web Case(ケース送信)
- Chat bot(チャットボット)
- 電話サポート(有料プランのみ)
「Zoomサポートに連絡」ページでサインアウトしている場合は、必ず「サインイン」を忘れずに行いましょう。
問い合わせ方法を選ぶ(Web Case/Chat bot/電話)
Zoomサポートのページを開くと、まず最初に 問い合わせ方法を選択する画面 が表示されます。
Zoomでは次の 3 つの方法で問い合わせできます。
- Web Case(ケース送信)

もっとも一般的で、確実に回答を得たい場合に向いている方法です。
この方法を選ぶと、次のステップで 「リクエストの種類(テクニカル/請求など)」 を選択できます。
フォームに問い合わせ内容を入力し送信後、回答に少し時間がかかります。

- Chat bot(Virtual Agent)

画面右下に表示されるチャット形式で質問できます。
選択肢を選びながら進むため、軽い相談や確認に活用するとよいでしょう。
Chat botは解決につながる回答がすぐに得られる場合もあり、急いでいる時は重宝します。
※内容によってはサポートチームへの連絡に切り替わる場合もあります。
Chat botは、無料プラン、有料プラン関係なく使えます。

- 電話(有料プランのみ)

プロ(有料プラン)以上のプランを契約している場合に利用できます。
取り扱い内容は「請求とサポートに関する問題のみ」となっています。
即時の対応が必要なときに便利ですが、
- 長距離通話料金や有料通話料金が適用される場合がある
- 対応可能時間に制限がある
- 日本語対応が一部である
などの条件があることを知っておくとよいでしょう。

Web Caseを選んだ場合の「リクエスト種類」の選び方
Web Case を選択すると、問い合わせ内容の分類「リクエストの種類」 を選択する画面が表示されます。
この中から、相談したい内容に最も近い項目を選んで進みます。
- テクニカルサポート(操作・機能トラブル):
- 請求とアカウント管理(支払い・契約・プラン変更)
- Zoom Phoneポータビリティ
- Accounting
自分の問い合わせ内容に合った項目を選んで進みます。
🌟 注意点とポイント
Web Caseを選んだ場合のみ、「リクエストの種類」が表示されます。
無料プランでは、「請求とアカウント管理」のみフォーム入力が可能ですが、それ以外は入力できません。
Web Caseの入力項目と、送信時のポイント
Web Caseでは、フォーム内容に従って問い合わせ内容を入力します。
スムーズに対応、解決してもらうために、必要な情報を整理して添付するとよいでしょう。
特に、テクニカルサポートを選択した場合、以下の内容を盛り込むようにしましょう。
- 契約プラン(無料/プロ/ビジネス)
- 利用端末・OSの種類
- 問題発生時の具体的な状況
- 表示されたエラーメッセージ
- 関連するスクリーンショット
必要な項目を入力し、最後に 「続行(送信)」 をクリックすれば完了です。
ここでは、主な入力項目のポイントを紹介します。
主な入力項目
Web Caseのフォームでは、おおよそ次の項目を入力します。
① Zoomアカウント情報
契約プラン(無料/プロ/ビジネス など)の情報
② 利用環境(端末・OS・アプリのバージョン)
- パソコン or スマホ/タブレット
- Windows / macOS / iOS / Android など
- 利用中のZoomアプリのバージョン
どの端末・どの環境で問題が起きているのか、サポート側が状況を判断しやすくなります。
③ 問題が発生した状況の説明
- どんな操作のときに発生したか
- いつから起きているか
- 特定のミーティングだけなのか、常時そうなのか
- 他の参加者にも同じ症状があるか
「誰が・いつ・どこで・どうしたとき」 を簡潔にまとめるのがコツです。
④ エラーメッセージ(表示された場合)
表示された文言をそのまま書くか、スクリーンショットを添付します。
⑤ スクリーンショットや必要なファイル(添付)
文章で説明するよりも画面の画像などがあると、サポート側の理解が一気に早まります。
例えば、
- エラーなどの問題の画面
- 設定画面
などのスクリーンキャプチャは解決の糸口につながります。
キャプチャは 操作の流れがわかるように複数枚 添付するのが理想です。
Web Case送信時のポイントまとめ(解決を早くするコツ)
Web Caseでの問い合わせで早く解決するためのコツ、ポイントは以下の通りです。
- 端末やOS、アプリのバージョンは必ず明記する
- 「どんな操作をしたら発生したか」をできる範囲でくわしく
- 再現できる場合は、その操作手順を書いておく
- スクリーンショットを添付すると解決が早くなる場合がある
- 複雑な相談は「箇条書き」で整理すると読みやすい
広告・取材・法人向けの問い合わせ先
Zoomには、操作トラブルや請求とは別に、広告・取材・法人向けの相談を受け付ける専用窓口 が用意されています。
これらの内容はZoomサポート(WebCase/チャット/電話)では扱っていません。
該当する場合は、以下のメールアドレスやフォームから直接問い合わせます。
マーケティング関連(広告出稿・イベント協賛など)
広告やプロモーションに関する相談を受け付ける窓口です。
Zoomロゴの利用申請などもこちらが対応します。
- 連絡先(メール)
japan-marketing@zoom.us
- 対応内容の例
- Zoomロゴ・ブランドガイドライン関連
- 広告出稿、協賛、プロモーション依頼
- イベント出展や連携の相談
広報・メディア関連(取材依頼・掲載相談など)
テレビ・新聞・Webメディアなど、メディア関係者向けの問い合わせ窓口です。
- 連絡先(メール)
zoomJP@pr-tocs.co.jp
- 対応内容の例
- Zoomの取り上げに関する取材依頼
- 番組・ニュース内でのZoom利用
- コメント依頼・掲載許可の相談
営業担当への問い合わせ(企業導入・見積もり)
Zoomを会社として利用したい場合や、複数ライセンス導入、法人契約の相談はこちらです。
メールアドレスではなく、問い合わせフォームに入力 送信後、 担当者からメール返信 の流れになります。
- 問い合わせフォーム
「こちらのフォーム」からお問い合わせ
- 対応内容の例
- 法人向けプランの相談
- 大規模導入・複数ライセンスの見積もり
- デモや導入説明の依頼
Zoom問い合わせに関するよくある質問(FAQ)
問い合わせを進める中で、特によく寄せられる疑問・質問をまとめました。
-
Zoomのサポートは日本語で対応してくれますか?
-
はい。WebCase(ケース送信)は日本語で問い合わせ・回答が可能です。
ZoomのWebポータルの表示言語を日本語に設定した状態でお問い合わせを行います。
電話での問い合わせに関しては、日本語対応時間は限られているため確認して行うとよいでしょう。

📌ZoomのWebポータルがの表示言語の設定を日本語に変更したい場合は、こちらの記事を参考に設定をしてみましょう。
-
無料プランでも問い合わせできますか?
-
無料プランで利用できるのは Chatbot(チャットボット)とWeb Case(ケース送信)の一部、「請求とアカウント管理」のみ可能です。
Web Caseのテクニカルサポートや電話サポートは有料プラン限定となります。
-
電話で問い合わせることはできますか?
-
電話サポートはプロ(有料)以上のユーザーのみ利用できます。
無料プランでは電話サポートは提供されていません。
また、電話での問い合わせは、「請求とサポートに関する問題のみ」となっている点に注意が必要です。
-
返信はどのくらいで届きますか?
-
通常、初回の返信は1〜数営業日以内に返答があります。
返信は、Zoomアカウントに登録しているメールアドレスに届きます。
迷惑メールフォルダに入ることもあるため、あわせて確認するのがおすすめです。
サポートの応答時間に関してはこちらを参考にしてください。
→Zoomサポートの応答時間
まとめ
Zoomへの問い合わせは、内容によって
「テクニカルサポート」「請求・アカウント管理」「広告・取材・法人向け窓口」 の3種類に分かれます。
最も多い、操作・設定のトラブルや請求・アカウント管理に関する相談は、基本的に Zoomサポート(Web Case/Chat bot/電話)から行います。
Zoomサポートはプランによって使える範囲が異なり、Web Case(ケース送信)や電話サポートは有料プランのみ利用可能 です。
無料プランの場合は、Chat bot とヘルプセンターでの解決が中心になります。
広告出稿・メディア取材・企業導入などは一般的なサポート窓口では扱われないため、専用のメール窓口・問い合わせフォームを利用する必要があります。
この記事の内容沿って確認いただくことで、
問い合わせ内容に適した窓口をたどり着き、問題解決に向けた連絡を円滑に進めることができます。






