今回は、Zoomアカウントのサインイン用のメールアドレスの変更について解説します。
Zoomアカウントを取得するときに、必ずZoomのサインイン(ログイン)認証方法を選択、設定します。
その認証方法を、メールアドレスにしている場合に、「メールアドレスを変えられないかな?」ということがおこることがあります。
例えば、
- パソコンを買い替えたのでメインで使うメールアドレスを変えたくなった。
- よく使うメールアドレスが、Zoomのメールアドレスとは別。Zoomのサインイン用メールアドレスをよく使う通知用アドレスに変更して効率よくしたい
- プロバイダを変えたら、もともとZoomで使っていたメールアドレスが使えなくなった。認証確認などができないので、メールアドレスを変更したいがどうやってやるの?
そこで、Zoomサインイン用のメールアドレスを変更する事前準備や、手順、サインインメールアドレスにアクセスできないときの対応について解説します。
Zoomサインインとは
Zoomのサインインとは、Zoomアカウントに登録した時の認証方法でログインし、Zoomのサービスを使えるようにすることです。
サインインすると、自分専用に設定したミーティングを開始・参加したり、プロフィールの更新、オリジナルの設定の変更などが可能になります。
Zoomのサインインの方法は、下記の5つの方法があります。
- 仕事用メールアドレス:メールアドレスとパスワードによるサインイン
- シングル サインオン (SSO) : ビジネス、エンタープライズ、または教育アカウントのプランで使える、会社や組織の認証情報でサインイン
- Apple : Apple アカウントからの認証でサインイン
- Google : Google アカウントからの認証でサインイン
- Facebook : Facebook アカウントからの認証でサインイン
Zoomのサインインについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→Zoomにサインイン(ログイン)する方法~アカウントの設定までを解説!
メールアドレスを変更するメリットとデメリット
Zoomアカウントのサインイン用のメールアドレスを変更する時のメリット、デメリットは次のようになります。
🔶メリット
- セキュリティ強化
- アカウント管理の効率化
- 新しいメールアドレスでの通知の一元化
メールアドレスを変更することで、Zoomアカウントのセキュリティを強化することができます。
また、通知・連絡用のメールアドレスを一元化することでメール等のフォルダをあちこち開かなくてよい、というメリットもあります。
🔶デメリット
- 変更手続きに手間がかかる
- 設定変更により再調整が必要な場合がある
デメリットは、メールアドレスの変更は意外と手間がかかる、ということです。
メールの変更認証手続きをていねいにクリアしなければならないため、ゆっくりと落ち着いて実施できる時間を確保して行うのが良いです。
また、サインイン用のメールアドレスを変更した影響で既にスケジュール作成していたミーティング等に全く影響がないとは言い切れないのでバックアップや対応が必要なケースも想定されます。
安心のためにいざ、という時の準備も必要です。
Zoomサインイン用のメールアドレスを変更する前提条件
サインイン用のメールアドレスの変更手続きをするには、もとのサインイン用のメールアドレスでZoomからのメール認証通知を受け取れなければなりません。
プロバイダ契約を終了したなどの理由で、元のサインイン用メールアドレスで、メール通知を受信できない場合は、自分で設定ができず、Zoom社のサポートが必要になります。
Zoom社のサポートを受ける方法については後述します。
Zoomアカウントのサインイン用メールアドレスを変更する前に準備すること
サインイン用メールアドレスを変更する前の準備を確認してみましょう。
- Zoomで使用していない、新しいメールアドレスと新パスワードの準備
- 信頼できるメールサービスを選ぶ
- 変更の可能性があるプロバイダ等のメールアドレスにしない
- 現在のアカウント情報の確認
- 認証方法の確認 Zoomアカウントの元のメールアドレスと、パスワード
- 変更後の影響の予測とバックアップ
- 既に作成・招待済みのミーティング情報を記録しておく
サインイン用のメールアドレスを新しいものに変更するに伴い、パスワードも新しく変更されます。
そのため、
- あらかじめ、新しいパスワードを決め、メモをしておく
- 直ぐにメモをとれるように、手元にペンと紙などをおいて作業を進める
のがおすすめです。
もし、サインイン用の元のパスワードを忘れてしまった、という場合は、サインイン用メールアドレスの変更作業前に、パスワードリセットが必要です。
パスワードリセットの手順について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください
→Zoomアカウントのパスワードを忘れた時のリセットとロック解除方法
Zoomアカウントのサインイン用メールアドレスを変更する方法
サインイン用のメールアドレスの変更手順は次の通りです。
- Zoomウェブポータルへアクセスし、サインインする
- 左ナビゲーションメニューの[プロフィール]をクリック
- スクロールし、[サインイン]項目内の「サインイン用メールアドレス」の[編集]をクリック
- 「新しいメールアドレス」と変更前のパスワードを入力を入力し、「私はロボットではありません」のチェックを入れ、[変更を保存]をクリック
- 「前のサインインメールアドレス(〇〇〇@〇〇)をチェックしてこの変更を確認してください~」と表示されるので、Zoom社からの確認メールをチェックする
- 登録していた元のメールアドレスに、サインイン用メールアドレスのリクエスト確認メールが届いたら、メール内の[確認]をクリックする
- ブラウザ画面の新しいメールアドレス宛「△△@△△△」に送るために「今すぐ送信」をクリックする
- 新しいサインイン用メールアドレスに、サインイン用メールアドレス変更リクエストを確定するためのメールが到着するので、「変更を確認」をクリック
- 新しいパスワードの入力し、「送信」
- 再度、新しいパスワード入力を入力、確認入力を行う。この時、パスワードの要件を満たしたものに設定し、「送信」する
- 新しいメールアドレスには、パスワード変更のメール通知が到着する
- サインイン画面に遷移したら、新しいメールアドレスと、パスワードを入力、「サインイン」する
この手続きは、元のサインイン用メールアドレスと新しいメールアドレスにZoomからの通知がいき、確認ボタンを押すことで、手続きが進行できます。
このように、二つのメールアドレスを行き来するので、落ち着いてゆっくりと手続きを行ってください。
また、先に述べたようにパスワードも新しいものに変更することになるので、必ず事前に準備するか、設定したパスワードを忘れないうちにメモをするようにしましょう。
変更前のサインイン用メールアドレスにアクセスできない場合
サインイン用メールアドレスの変更の過程で、変更前のメールアドレスあてにZoomより確認メールが送られます。
もし、何らかの理由で変更前のサインイン用メールアドレスにアクセスできない場合は、Zoomのサポートを受ける必要があります。
手順は次の通りです。
- サポートリクエストフォームにアクセスし、サインインする
- 「アカウントにアクセスできませんか?」の横にある「ログインに関する問題のトラブルシューティング」をクリック
- チャットボットが開き、サポートオプションの一覧が表示される
- botの「何かお手伝いしましょうか?」メッセージに対して、「ログインメールを変更します」を選択
- bot「元のメールにまだアクセスできますか?」→「ありません」を選択
- bot「元のメールアドレスにアクセスできなくなった場合、新しいアカウントにサインアップするか、請求エージェントとチャット出来ます。」に対して、
- 有料アカウントの場合、「請求エージェントとチャットします。」を選択しサポートを受ける
- 無料アカウントの場合、サポートがないため「新しいアカウントにサインアップします』を選択し、新しいアカウントを作成する
を選択します。
新しいアカウントを作成後、使っていた無料アカウントを削除したい場合はこちらを参考にしてください。
→ Zoom無料アカウントを削除したい時の方法について
まとめ
今回は、Zoomのサインイン用のメールアドレスの変更について解説しました。
サインイン用メールアドレスの変更は、メリットも多いですが、少し手間のかかる作業です。
落ち着いた環境で、作業を進めるとともに、変更による影響を予測してバックアップ等の準備をする必要があります。
また、変更しようとするタイミングでサインイン用のメールアドレスを使用できず、Zoomからの確認メールを受け取れない場合は、Zoom社のサポートが必要です。
有料プランの方はサポートを受けられますが、無料プランの方はサポートを受けられないのでプラン変更を検討、新しいアカウントを作成することになります。