
テレワークやオンライン会議が当たり前になった今、Google Meetを使って会議を開催する機会が増えています。
しかし、いざ会議を開こうとすると「どうやって相手を招待すればいいの?」と迷うことはありませんか。
実はGoogle Meetの招待方法は、複数のパターンがあり、状況や使用デバイスによって最適な方法が異なります。
本記事では、Google Meetで参加者を招待する方法をPC・スマホ別に、具体的な手順をそれぞれ画像付きで解説します。
この記事を読めば、初心者の方でもすぐに状況に応じて最適な招待方法を選び、スムーズに会議を始められるようになります。
Google Meetで招待する基本の仕組み
Google Meetで会議を始めるときには、必ず「会議リンク(URL)」が発行する必要があります。
これは、参加者が会議に入るための入り口のようなものです。
招待とは、この会議リンクを相手に伝えることを指します。
Google Meetに参加者を招待する流れをまとめると次のようになります。
- 主催者がGoogle Meetで会議を作成する
- 会議リンク(URL)が自動的に発行される
- 主催者がそのリンクを相手に送る
- 相手はリンクをクリックするだけで会議に参加できる
つまり、Google Meetの招待は「会議リンクを作る → 相手に送る」のステップで完了します。

Google Meet招待方法|4つのやり方を解説
Google Meetで参加者を招待する基本は、会議リンクを発行して相手に共有することです。
ここでは代表的な4つの方法を紹介します。
会議リンクを発行する前に
Google Meetで会議を始めるときは、まず「どのGoogleアカウントを使うか」を確認しておきましょう。
複数のアカウントを持っていると、間違ったアカウントでリンクを発行してしまうことがあるためです。
《アカウントの確認と切り替え方法》
- ブラウザで Googleを開く
- 右上のプロフィールアイコンをクリックする(現在ログインしているアカウントが表示される)

- 別のアカウントを使いたい場合はプロフィールアイコンをクリックし、表示されているアカウント一覧から選択し、切り替える
- 使用するアカウントを選んだら、右上の「アプリランチャー(点が9つ並んだアイコン)」をクリックし、「Meet」を選ぶ

こうして会議リンクを発行する前に正しいアカウントを選んでおけば、後で「間違ったアカウントで招待してしまった」というトラブルを防げます。
会議リンクをコピーして共有する(PC)
最もシンプルで分かりやすいのが、会議リンクをコピーして相手に送る方法です。
すぐに会議を始めたいときや、手軽に招待したいときに向いています。
PCから操作するときは、以下の手順で行います。
《手順(PC)》
- Google Meetにアクセスする
- ブラザから開く場合:URLバーに https://meet.google.com/を入力してアクセスする
- アプリランチャーから開く場合:Googleトップページ右上の「アプリランチャー(点が9つ並んだアイコン)」をクリックし、一覧から「Meet」を選択クリック

- 「新しい会議を作成」をクリックする

- 「次回以降の会議を作成」または「今すぐ開始」を選ぶ
- 次回以降の会議を作成 :会議を開かずにリンクだけ発行する
- 今すぐ開始 →:すぐに会議が立ち上がり、リンクが表示される

- 表示された会議リンクをコピーし、メールやチャットに貼り付けて送る


この方法は、今すぐ会議を始めたいときや、チャットやメッセージで手早く相手に知らせたいときに便利です。
Googleカレンダーから招待する
会議を事前に予定しておきたいときは、Googleカレンダーから招待するのが便利です。
予定を作成すると自動的に会議リンクが追加され、参加者に招待メールが送られます。
定例会議やオンライン講座など、あらかじめ日程を決めておきたい場合に最適です。
《手順(PC)》
- Googleカレンダーを開く
- ブラザから開く場合:URLバーに https://calendar.google.com/を入力してアクセスする
- アプリランチャーから開く場合:Googleトップページ右上の「アプリランチャー(点が9つ並んだアイコン)」をクリックし、一覧から「カレンダー」を選ぶ

- 左上の「作成」をクリックし、新しい「予定」を追加する

- 予定の編集画面でタイトル日時等を入力し、「Google Meetのビデオ会議を追加」をクリックする

- 会議リンクが自動で生成され、予定に追加される

- 参加者のメールアドレスを入力する
- メールアドレスがわからない参加者に、会議リンクを送る場合は、会議情報をコピーして、LINEやチャットワークなどで招待を送る

- 「保存」をクリックすると、参加者に招待メールが自動で送られる

メールアドレスを使って、Googleカレンダーから招待すると相手のカレンダーにも予定が追加されるため、時間の見間違いや連絡漏れを防げます。
特にビジネスや学校での打ち合わせなど、複数人が参加する会議で役立ちます。
Gmailから招待する
普段からメールでやり取りをしている相手には、メール作成画面から直接会議リンクを作成して送る方法が便利です。
GmailからGoogle Meetの会議リンクを作成すると、メール本文に自動でリンクが挿入され、案内と一緒に会議情報を伝えられます。
ここでは、Gmailで会議リンクを発行し、メールで招待する手順を解説します。
《手順(Gmail)》
- Gmailを開く
- ブラウザから開く場合:URLバーに https://mail.google.com/を入力してアクセスする
- アプリランチャーから開く場合:Googleトップページ右上の「アプリランチャー(点が9つ並んだアイコン)」をクリックし、一覧から「Gmail」を選ぶ
- 左メニューの「Google Meet」をクリックする

- 新しく開いたウィンドウ内の「新しい会議を作成」をクリックする

- 新たなウィンドウ「作成した会議のリンクを共有」の「招待状を送信」>「メールで共有」をクリック


- 会議リンクが本文内に自動挿入された招待メール作成ウィンドウが開く
- 宛先や件名を入力し、送信する

この方法は、相手が日常的にメールをチェックしている場合に特に有効です。
会議リンクと一緒に、会議の目的や資料の案内も同時に送れるため、ビジネスシーンでよく利用されます。
▶補足:Gmail内のGoogle Meet表示がない場合
Gmailを開いたときに左メニューにGoogle Meetが表示されない場合は、次の設定を行います。
- Gmailを開く
- 右上、歯車アイコンをクリック
- Gmailのアプリ内の「カスタマイズ」をクリック

- 「Gmailで使用するアプリを選択します」でGoogle Meetにチェックを入れ、「完了」をクリックする

これで、Gmailの左側メニューに「Google Meet」が表示されるようになります。
Google Meetアプリから共有する(スマホ)
スマートフォンのアプリからも、会議リンクを作成してそのまま共有、招待することができます。
外出先や移動中でも招待できるため、とても便利です。
《手順(スマホアプリ)》
- Google Meetアプリを開く

- 画面下部の「新規」をタップする

- 「ビデオ通話を開始する」で、[リンクを作成]か[予定を作成]を選ぶ
- [リンクを作成]:会議リンクをコピー、共有し、会議を即時開始または、繰り返し使うことができる
- [予定を作成]:カレンダーの「ビデオ会議を追加」で、日時指定の会議リンクを発行、予定を保存できる

- 会議リンクのコピー、または「共有」でLINE・メール・SNSなど好きな方法で招待を送る
- [リンクを作成]:「共有」をタップ
- [予定を作成]:Googleカレンダーの予定をタップし、「リンクで招待」をタップ
スマホからの招待は操作がシンプルで、アプリを使い慣れていない人でも直感的に扱えます。
特に、PCが手元にない場面や、急ぎで会議のリンクを送る必要があるときに役立ちます。
▶補足:アプリの入手方法
Google Meetアプリがスマホに入っていない場合は、以下から無料でインストールできます。
- iPhone(iOS) → App Storeで「Google Meet」と検索
- Android → Google Playストアで「Google Meet」と検索
特に、iPhoneでは、ブラウザから会議に参加しようとすると最終的にアプリのインストールを求められるケースが多いため、あらかじめアプリを入れておくのがおすすめです。
Google Meetの招待がうまくいかないときの対処法
招待リンクやメールを送ったのに「入れない」「届かない」と参加者から連絡があることがあります。
ホストとして確認すべきポイントと対応策を押さえておけば、落ち着いて対処できます。
招待メールが届かないときの確認ポイント
GoogleカレンダーやGmailから参加URLを送ったのに、相手の受信トレイにメールが見当たらないことがあります
💡ホストが確認・対応すること
- 宛先のメールアドレスが正しいかを再確認する
- 相手に別のフォルダ、または「迷惑メールフォルダ」も確認してもらうよう案内する
- 届かない場合は、会議リンクをコピーしてLINEやチャットで送る(再送)
招待リンクをクリックしても参加できない時の対応
参加者がリンクを押しても入室できないときは、リンクの状態と参加環境を点検します。
ホストは、次の内容を確認します。
- 送ったリンクが途中で切れていないか、改行で分断されていないか確認する
- 相手がスマホで参加する場合、アプリが必要なケースがあるため「Google Meetアプリを入れてください」と案内する
- 必要に応じてリンクを再送する(短い案内文も添える)
入室リクエスト承認の流れ
Google Meetの会議に、外部のユーザーやGoogleアカウントを持たないゲストが参加しようとすると、自動的に会議へは入れず、待機状態になります。
この場合、ホストは次の承認操作を行います。
- 画面に表示される「◯◯さんが参加をリクエストしています」を確認する
- 入室を許可する場合は「許可」を押す
- 会議開始直後はリクエスト通知を見逃さないように注意する
Google Meetに招待するときの注意点とコツ
Google Meetで参加者をスムーズに招待するためには、リンクを送るだけでなく、ちょっとした工夫や確認が大切です。
ホストが気を配ることで、参加者が迷わず会議に参加でき、会議の開始をスムーズにできます
ここでは招待時に気をつけたいポイントを紹介します。
招待前に確認しておくべきこと
会議リンクを発行してすぐに送ってしまうと、後から「入れない」「時間が違う」といったトラブルが起こることがあります。
ホストは、招待を送る前に次の点を確認しておくことが大切です。
- 自分のアカウント:会議を作成したGoogleアカウントが正しいかを確認する
- 会議の時間:Googleカレンダーから招待する場合は、予定の日時が正しいかをチェックする
- 参加者のメールアドレス:入力した宛先に間違いがないかを確認する
これらを確認してから招待を送れば、参加者がスムーズに会議へ入れる可能性が大きく高まります。
招待メッセージに添える安心な内容
会議リンクだけを送っても、参加者が「どうやって入るの?」「何時から?」と迷ってしまうことがあります。
招待リンクの送信に加えて、簡単な説明を添えることで、参加者が安心して会議に参加できます。
💡例文
- 「下記のリンクをクリックするだけで会議に参加できます」
- 「会議は〇月〇日(〇曜日)〇時からです。開始時間になったらリンクをクリックしてください」
- 「スマホから参加する場合は、事前にGoogle Meetアプリをインストールしておいてください」
- 「参加リクエストをクリックした後は、ホストが入室を許可するまでしばらくお待ちください」
ビジネスや講座で信頼される工夫
お客様との打ち合わせやオンライン講座などでは、リンク送信だけでなく、もう一歩工夫することで信頼感が高まり、進行もスムーズになります。
💡工夫のポイント
- 会議の目的を明記する:「〇〇の打ち合わせ用です」「オンライン講座の入室リンクです」など用途を示す
- 資料や準備物を案内する:事前に共有しておくと当日の流れがスムーズ
- カレンダー招待を活用する:相手の予定にも自動で登録され、参加忘れを防げる
- 入室時の案内:「参加リクエストを送った後は、ホストの許可が出るまでしばらくお待ちください」と伝える
Google Meetで招待に関するよくある質問(Q&A)
Google Meetの招待に関して、初心者の方からよく寄せられる疑問をまとめました。
基本的な使い方や無料版の制限、トラブル時の対処法などをQ&A形式でわかりやすく解説します。
-
Google Meetの招待は無料アカウントでもできますか?
-
はい、無料アカウント(コンシューマー エディション)でも会議を作成して参加者を招待できます。
ただし以下の制限があります。
- 1対1通話(ホスト+1人の参加者):最大24時間まで
- 3人以上の会議:最大60分まで
- 参加人数の上限:最大100人まで
- 録画やブレイクアウトルームなど一部機能は有料プラン(Google Workspace)が必要
-
招待メールが届かないといわれました。その場合はどうすればいいですか?
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まず、メールアドレスに誤りがないかを確認してください。
届かない場合は次の点をチェックします。
- 迷惑メールフォルダやプロモーションタブに振り分けられていないか確認する
- 受信側が企業アカウントなどで外部メールをブロックしていないか確認する
- 解決しない場合は、会議リンクをコピーしてLINEやチャットなど別の手段で送る
-
スマホからでもGoogle Meetに招待できますか?
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はい、可能です。
スマートフォンにGoogle Meetアプリをインストールすれば、アプリから会議を作成してリンクを共有できます。
スマートフォンへのアプリ入手先は次の通りです。
- iPhone → App Storeから「Google Meet」を入手
- Android → Google Playから「Google Meet」を入手
-
会議リンクの有効期限はありますか?
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はい、作成方法によって有効期限が異なります。
管理者が削除していない、次のケースに当たる場合は、365日間有効です。
- Googleカレンダーで作成した会議リンク:最後の使用から365日間有効。予定が残っていれば継続利用可能
- カレンダー以外(Meetホーム画面やGmailなど)で作成した会議リンク:最後の使用から365日間有効
ただし、そのほかの特殊な会議(ミーティング ルーム ハードウェアから開始された会議、Google Workspace のニックネーム付き会議)の場合は、会議が終了すると、会議コードが直ちに有効期限切れになります。
-
入室リクエスト承認の流れはどうなりますか?
-
Googleアカウントにログインしていない参加者や外部からの参加者は、入室リクエストが必要です。
承認の手順は次の通りです。
- 参加者が「参加をリクエスト」をクリック
- ホストに通知が表示される
- ホストが「許可」を押すと入室できる
まとめ
Google Meetの招待は「会議リンクを発行して参加予定者に送信する」だけで完了します。
また、ホストが次のポイントを押さえると、参加者が迷わず入室できます。
- アカウント確認:使用するGoogleアカウントを確認してからMeetを開く
- 招待方法の選択:会議リンクのコピー/Googleカレンダー/Gmail/スマホアプリから状況に合う招待方法を選ぶ
- トラブル対応:届かない・入れない時はリンクの状態、参加者のアプリの有無を確認し、必要ならリンク再送や承認対応を行う
- 案内の工夫:招待文に日時・参加手順を添え、一言案内文を入れる(例:「参加リクエストをクリック後、入室許可が下りるまでお待ちください」)
Google Meetの招待は、最初は不安に感じても、何度か繰り返すうちに自然と慣れていきます。
ちょっとした気配りを加えるだけで、スムーズな会議運営と参加者からの信頼につながります。
オンラインでの打ち合わせや講座をスムーズに進めるために、ぜひ今回の内容を活用してみてください。
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Google Meetとの違いも分かりやすくなります。