Zoomをお使いの皆さんは「バーチャル背景」(仮想背景)という機能を使っていますか?
以前はバーチャル背景とも仮想背景とも言われていた機能ですね。
Zoomでは自分の後ろに写る背景を、好きなように選ぶことができます。
これを「バーチャル背景(仮想背景)」と言います。
このバーチャル背景設定(仮想背景設定)はとても便利な機能なので、是非覚えていきましょう!
目次
- 1 Zoomの便利な機能「バーチャル背景設定(仮想背景設定)」とは
- 2 バーチャル背景(仮想背景)使用に必要な3つのもの
- 3 ミーティング前、ミーティング中に設定する方法
- 4 Zoomミーティング中にバーチャル背景設定(仮想背景設定)を変更する
- 5 設定による映り方の違い
- 6 グリーンスクリーンを使う時の注意点
- 7 気に入った画像を背景にする方法
- 8 気に入った画像を仮想背景にしたい時は
- 9 仮想背景に動画を設定することもできる
- 10 WEB設定をすることで、違うパソコンでも同じ背景を使える
- 11 バーチャル背景設定(仮想背景設定)をしている時の問題点
- 12 バーチャル背景設定(仮想背景設定)の解除方法
- 13 バーチャル背景設定(仮想背景設定)が出来ない時の対処法
- 14 バーチャル背景ができない時は
- 15 まとめ
- 16 最新版 2023年度版(基礎) 【Zoom使い方・始め方15個の動画マニュアル集】プレゼント
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Zoomの便利な機能「バーチャル背景設定(仮想背景設定)」とは
バーチャル背景(仮想背景)というのは、自分の後ろに映る背景を好きなように選ぶことができるという機能です。
この機能を使えば
- 部屋の中を見せたくない時
- 出先などで背景を映さない方が良い時
- 自分の仕事のイメージに合う背景を使いたい時
などに、バーチャル背景設定(仮想背景設定)によって実際の背景を見せずに、見せたい背景を見せながらZoomミーティングを開くことが出来ます。
バーチャル背景(仮想背景)使用に必要な3つのもの
では、バーチャル背景設定(仮想背景設定)をする上で、必要な3つのモノは一体なんでしょうか?
それは
- 一定以上の性能のパソコン
- カメラ
- グリーンスクリーン(クロマキー)
です。
バーチャル背景設定(仮想背景設定)に必要なモノ:パソコン
バーチャル背景(仮想背景)を映し出す際には、やはりパソコンの性能が一定以上である必要があります。
もし、機能が足りないとどうなるかというと、
- 輪郭が綺麗に映らない
- そもそもの映りが悪い
- バーチャル背景(仮想背景)の設定自体が出来ない
などのことが起こります。
ZoomのHPでも、推奨される機能が出されているので、確認してみるとよいですね。
また、スマホやタブレットのZoomでもバーチャル背景は可能です。
それぞれ設定や、操作がパソコンのZoomとは異なります。
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
スマホZoomのバーチャル背景をについて詳しく知りたい方はこちらへ
→スマホ(iPhone、Android)でZoomのバーチャル背景を使う方法と魅力的な画像設定のヒント
タブレットでZoomバーチャル背景を使いたい方はこちらへ
→【iPad】タブレットでZoomバーチャル背景を設定する方法
バーチャル背景設定(仮想背景設定)に必要なモノ:カメラ
バーチャル背景(仮想背景)を映し出すためには当然のことではありますが、カメラが必要です。
もちろん、パソコン自体に搭載されているカメラで大丈夫です。
パソコンに搭載されているカメラの機能が良くないとか、もっと良いカメラを使いたいという時には外付けのカメラを使うと良いでしょう。
もちろん、その際には接続をしっかり確認してZoomミーティングに臨んで下さいね。
バーチャル背景設定(仮想背景設定)に必要なモノ:グリーンスクリーン
後述しますが、Zoomでバーチャル背景設定(仮想背景設定)をする際に、「グリーンスクリーン」の有無を確認する項目があります。
グリーンスクリーンの言うのは、読んで字のごとく、緑色の背景のことです。
緑色の背景を使うことで、より鮮明にバーチャル背景を映し出すことができます。
このグリーンスクリーンですが、パソコンの性能が一定以上あれば、なくとも綺麗なバーチャル背景(仮想背景)を映し出すことも出来ます。
ZoomのHPに案内がありますが、グリーンバック無しで使えるのは一例としてあげると、
Windowsの場合は、OSがWindows7以降で、『intel i3 の2コア以上』『第5世代以降』
MACの場合は、OSが『バージョン 10.13 以降』で『i5 – 2 コア以上』『第6世代以降』
等です。
もし、綺麗に出来ない時は、細かい要件などをZoomのHPで確認してみて下さいね。
ただ、パソコンの性能が低い時は、グリーンスクリーンを使用することで、バーチャル背景が使えるようになります。
もちろん、性能が良い場合でも、グリーンスクリーンを使用すると、より綺麗に鮮明に映るので、もっと綺麗に!という時は使ってみましょう。
実際の背景を緑色にする時には、「緑の布(通称:クロマキー)」や「プラスチック段ボール(通称:プラダン)を使うことをおすすめします。
但し、照明の当たり具合によってはバーチャル背景(仮想背景)が綺麗に反映されないことがありますので、ご注意下さい。
ミーティング前、ミーティング中に設定する方法
ではいよいよ、バーチャル背景設定(仮想背景設定)の方法についてお話しします。
バーチャル背景設定(仮想背景設定)は
- Zoomミーティングの前に設定する方法
- Zoomミーティング中に設定する方法
があります。
ミーティング前の設定
まず必要な設定があります。
それは、「イメージバーチャル背景」をオンにしておく必要があります。
その下に、現在使用できる「バーチャル背景(仮想背景)」の一覧があります。
こちらから設定の変更が出来ます。
バーチャル背景(仮想背景)を選ぶ
WEBページでの設定で「バーチャル背景設定(仮想背景設定)」をできるようにしたら、次はどの背景を使用するかを選びましょう。
- 起動画面右上の歯車マークをクリック
- 画面左側の一覧の中から、「背景とフィルター」を選択
- 画面下の一覧の中から背景設定したい画像を選択すると上部の画面に反映される
この状態で、Zoomミーティングを開催することで、バーチャル背景(仮想背景)を使用してZoomミーティングに参加することが出来ます。
「None」はバーチャル背景設定(仮想背景設定)をせずに、そのままの背景でZoomミーティングに参加出来ます。
「ぼかし」はバーチャル背景(仮想背景)を使うわけではありませんが、背景を「ぼやけ」させることで「見せたくない背景」を見せずにZoomミーティングを開くことが出来ます。
Zoomミーティング中にバーチャル背景設定(仮想背景設定)を変更する
Zoomミーティングに参加した後に、バーチャル背景設定(仮想背景設定)を変えたいと思うことがあるかもしれません。
この時も、上述のように「イメージバーチャル背景」をオンにしておく必要があります。
ので、ご確認ください。
ミーティング中にバーチャル背景(仮想背景)の設定を変更する方法は
- Zoomミーティング中のコントロールバーの「ビデオの停止」横の「^」をクリック
- 「バーチャル背景…を選択」を選択
- 設定画面で変更
設定による映り方の違い
ここまでで、バーチャル背景設定(仮想背景設定)の方法についてご理解いただけたと思います。
実際にやってみた方もいるのではないでしょうか?
綺麗に映っていますか?
もしかしたら、綺麗に映っていないかも知れませんね。
実は、上記以外にもバーチャル背景設定(仮想背景設定)を変えることが出来ます。
それが
- 「グリーンスクリーン」の有無
- 「バーチャル背景(仮想背景)を反映させる色の設定」
です。
先ほどの設定画面の下を見ると「グリーンスクリーンがあります」という項目があります。
この項目にチェックを入れると、「グリーンスクリーン」がある状態でバーチャル背景(仮想背景)を映し出す設定になり、「バーチャル背景(仮想背景)を反映させる部分の色」を選ぶことで、どのように反映されるかが変わります。
イメージがわかないと思うので、以下の画像を見ながら確認していきましょう!
白背景の前に黒い椅子を置き、背もたれに手を置いている画像を用意しました。
設定を変えることで、どのように変化するのかを見ていただければと思います。
- 背景設定をしていない状態の画像
- グリーンスクリーン無しで、バーチャル背景を反映させた
- 「グリーンスクリーンがあります」にチェック
ご覧のように、椅子の黒い部分にはバーチャル背景(仮想背景)が反映されていますが、白い背景部分には反映されていないことが分かります。 - この状態で背景画像の一覧の下の□部分を選択して、反映させる色を選ぶことで、バーチャル背景(仮想背景)を反映させる場所が変わります。
赤枠部分をクリックすると、上の画像部分にカーソルが現れるので、バーチャル背景(仮想背景)を反映させたい場所を選びましょう。
今回は「黒」から「白」へと変更しています。
- 白背景を対象にしたら、バーチャル背景(仮想背景)が反映される場所が変わりました。
今回お見せした例では、もしかしたら
「グリーンスクリーン」がない方が綺麗に映るのでは?という方もいらっしゃるかも知れません。
これはパソコンの性能に依るところが多いので、実際に使ってみて試してみて下さい。
グリーンスクリーンを使う時の注意点
グリーンスクリーンを使っても、今まで述べてきたような設定をしっかりしないと、バーチャル背景(仮想背景)がキレイに反映されないかもしれません。
上記にも書いていますが、見ていきましょう。
- グリーンスクリーンを置いてバーチャル背景を設定しようとしても、下図左側のように手が背景と同化してしまいます。
- バーチャル背景の設定部分の下にある、枠(下図の赤い〇部分)をクリックして、反映させる部分を選択します。
- 背景の色に反映させるように設定をすると、バーチャル背景が鮮明になります。
このように、グリーンスクリーンを置いても、しっかりと設定をしないと、意味がありませんのでご注意ください。
気に入った画像を背景にする方法
Zoomの中には、バーチャル背景設定(仮想背景設定)のための画像がいくつか入っています。
その画像でも問題ない時は良いのですが、中には
- 自分のお店の宣伝を背景にしたい
- 自分の好みの背景にしたい
という方もいらっしゃいます。
そんな時でも、大丈夫です。
Zoomでは背景にする画像を加えることができます。
- バーチャル背景画像の「設定画面」に行く
- 画面真ん中の右側にある「+」をクリック
- 画像を追加する時は「画像を追加」、動画を追加する時は「動画を追加」をクリック
- バーチャル背景設定(仮想背景設定)で追加したい画像や動画を追加
以上の手順で、ご自分の使いたい背景を選ぶことが出来るようになります。
気に入った画像を仮想背景にしたい時は
もし、手持ちの写真や画像の中で、使いたい画像が無い場合は、インターネットで無料画像を手に入れることが出来たりもするので、調べてみましょう。
Zoomの仮想背景として使える画像としては、通常の画像サイトが配布している画像もありますし、無印やイケアなどの企業が提供してくれている画像もあります。
探してみると、色々な画像が見つかると思いますが、手っ取り早く見てみたい人はこちらの記事をご覧下さい!
自分で背景を作ってみたい!という方はこちらの記事をご参照ください。
→Zoom背景を簡単作成!!Zoomの仮想背景(バーチャル背景)を自分で作成する方法
仮想背景に動画を設定することもできる
色々な人が仮想背景を使っています。
人が使っているのを見た時に、動画になっているものを見たことがあるでしょうか?
実は、仮想背景には動画を使うこともできるのです。
仮想背景を動画にするには、上述しているように、動画を追加すればいいだけです。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
WEB設定をすることで、違うパソコンでも同じ背景を使える
仮想背景を設定したは良いものの、いつも使っているパソコンとは違うパソコンを使ったら、「お気に入りの仮想背景がない」なんていうこともあります。
他にも、パソコンを買換えたり、インストールをしなおしたら「普段使っている仮想背景が見当たらなくって困った」ということもあります。
これらの問題は、Zoomアプリに登録した仮想背景の画像がそれぞれの機器に登録されていることから起こります。
この問題の解決策はWEB設定の中に、バーチャル背景(仮想背景)のデータを入れておくことで解決できます。
どうやるかというと、
- Zoomのホームページから自分のアカウントにサインイン
- 『管理者』の項目の中にある『アカウント管理』を選択し『アカウント設定』をクリック
- 『ミーティングにて(詳細)』の中にある『イメージバーチャル背景』の下にある
「Manage 〇 virtual background(s)」をクリック - 追加したい画像や動画を追加
バーチャル背景設定(仮想背景設定)をしている時の問題点
ここまでは、バーチャル背景(仮想背景)の設定をする方法について、お話してきました。
しかし、バーチャル背景設定(仮想背景設定)をしている時に、困ったことが起こる時があります。
それは、相手に何かを見せたい時です。
例えば、相手にメモを見せたい時や紹介したい物を相手に見せようと言う時です。
何が困るかというと、Zoom上で相手に見せたい物にバーチャル背景(仮想背景)が反映され、背景に同化してしまうことで、相手から見えなくなってしまうのです。
この『バーチャル背景(仮想背景)と同化する』という問題は、
- メモなどは自分の前で見せる
- グリーンスクリーンを使う
- バーチャル背景(仮想背景)の中にある「ぼかし」を使う
などの対処方法があります。
バーチャル背景設定(仮想背景設定)の解除方法
以上のような方法で見せることができれば大丈夫ですが、それでもできないという時は、バーチャル背景(仮想背景)を解除してしまいましょう。
解除方法は簡単です。
- バーチャル背景画像の「設定画面」に行く
- 背景画像の一覧から「None」を選択
この手順でバーチャル背景設定(仮想背景設定)を解除できます。
バーチャル背景設定(仮想背景設定)が出来ない時の対処法
ここまで、バーチャル背景設定(仮想背景設定)の方法について、お伝えしてきました。
それでも、
「バーチャル背景設定(仮想背景設定)ができない!」
という方もいらっしゃると思います。
そこで、バーチャル背景設定(仮想背景設定)が出来ない時の対処法についてもお伝えします。
設定の確認
上述のように、バーチャル背景(仮想背景)を使用したい時は、設定で「イメージバーチャル背景」をオンにしておく必要があります。
Zoomにサインインしてから設定がどうなっているかを確認しましょう。
使用機器(パソコン、カメラ)の確認
バーチャル背景設定(仮想背景設定)はパソコンの設定によって大きく影響を受けます。
機能が足りてない時はバーチャル背景(仮想背景)が上手く反映されなかったり、
そもそも、バーチャル背景設定(仮想背景設定)が出来ない時もあります。
仮想背景に必要なパソコン、スマホ、タブレットの性能はZoomのホームページで確認できます。
グリーンスクリーンありの設定時の色の選択
グリーンスクリーンを使った時に背景が上手く反映されない時があります。
上述のようにバーチャル背景設定(仮想背景設定)をする時に「グリーンスクリーンがあります」を選択すると、Zoomは自動で背景色を識別して、その色を基準にしてバーチャル背景(仮想背景)を反映させます。
この設定のせいで、上手く背景が反映されていない可能性もあります。
このような時は設定画面の下の色の指定部分から、反映させる時の基準となる色を変更してみましょう。
バーチャル背景ができない時は
バーチャル背景が使えない時はZoomのバージョンの問題やパソコンの性能の問題があります。
Zoomでは、バーチャル背景を使うために、どんな性能があればいいのかということも公表されています。
バーチャル背景のシステム要件で見ることができますので、ぜひご覧ください。
また、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください
→Zoomでバーチャル背景、ぼかしができない?パソコン・スマホで使えない理由と設定の確認方法!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事をお読みになることで、Zoomミーティングをする時の、バーチャル背景設定(仮想背景設定)の方法がお分かりになったのではないでしょうか?
とはいえ、お持ちのパソコンの性能や部屋の照明の関係などで、映り方は大きく変わります。
他の機能も同じですが、まずは一度試してみて、使い方を学んでいきましょう!
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