Zoomをお使いになっていて、『エラーコード』というものを目にしたことはないですか?
Zoomはビジネスや教育、コミュニケーションなど、色々なところで利用されるオンラインツールです。
しかし、利用していると、思わぬ不具合が発生することもあります。
今回、ご紹介するエラーコード『5003』もZoomミーティングを開催する、もしくは参加するにあたっての思わぬ弊害になってしまうことがあります。
・エラーコード5003がどんな意味を持つのか?
・エラーコード5003を解決するための詳細な手順
・エラーコード5003に遭遇しないための予防策
について、お伝えしますね。
Zoomの『エラーコード5003』は何が起こっているのか?
この『エラーコード5003』は、ZoomクライアントとZoomのサーバーとの間でのデータ交換が正常に行われない時に表示されます。
簡単に言うと「ネットワーク接続に関連した問題が起きた」ことを意味しています。
このネットワーク接続の問題については様々な原因が考えられます。
一時的なネットワークの遅延、ネットワーク接続の不安定性、またはFirewall(セキュリティ)による接続制限など、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。
それぞれ解決策が異なるので、『エラーコード5003』が出たときは焦らずにネットワーク環境に問題がないかを確認しましょう。
ここからは、具体的な修正方法についてお伝えします。
最初にするのはインターネット接続確認
エラーコード5003が出てきた時に一番最初にすることは、インターネット接続を確認することです。
有線の場合は、コードがちゃんと繋がっているか?
無線の場合は、Wi-Fiの信号強度が弱いなどを確認しましょう。
無線の場合は、信号を強化するために、Wi-Fiの範囲拡張器の使用や信号の強い場所への移動が有効です。
また、可能であれば、有線接続を試すという選択肢もあります。
Zoomに限らず、Wi-Fiなどの無線接続よりも有線接続の方が一般的に安定してインターネットに接続できるからです。
エラーコードが出ないにしろ、Zoom画面がおかしいなど、何らかの不具合が起きた時は、接続の確認が第一ですね。
Zoomの不具合について、詳しく書いている記事があるので、不具合、バグについて知りたい方はご参照ください。
ネット接続に問題ない時の対処方法
有線の時の接続確認、無線でのインターネットの接続確認をしても、エラーコード5003が依然として発生する場合は、もう一歩進んだ対応が必要になります。
Zoomアプリのアップデート確認
古いバージョンのZoomアプリは、予期しない問題を引き起こすことがあります。
エラーコードが出ないにしても、音声が聞こえない、画面が映らない、画面共有ができない、など、様々な問題が発生します。
新しいバージョンにアップデートすることで問題が解消することがあります。
アップデートの方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
→Zoomのバージョン更新に合わせて、PC・スマホ・タブレットでアップデートする方法!
デバイスの再起動
また、デバイス自体を再起動することも、問題を解決するための有効な方法です。
Zoomアプリに限らず、システムが一度リセットされ、動作が安定します。
また、Zoomアプリのアップデートを終えて、Zoomを開いても、変わらずエラーコード5003が出てくるかもしれません。
その理由は、アップデートをしても、パソコンなどのデバイスを再起動しないと、反映されないことがあるからです。
もちろん、アップデートをする前にデバイスの再起動をすることで改善することがあるので、どちらにしろ、デバイスを再起動してみましょう。
Zoomアプリの再インストール
あまりオススメできない方法ですが、一度アンインストールし、最新バージョンを再インストールするという方法があります。
Zoomアプリに問題があるという前提ではありますが、Zoomアプリを一度消して新しくすることで問題が解決する可能性があります。
ただし、この方法を使うと、それまでにアプリ上で設定していた設定がすべてリセットされてしまいます。
例えば、
- ミーティング開催の予約設定
- Zoomミーティングのレコーディング設定
- 仮想背景の設定(WEB上で設定していれば、そこまで問題になりません)
- チャットの設定
などです。
改めて設定をし直す必要があるので、アンインストールをする前に、写真を撮るなど、記録を残しておきましょう。
アプリのアンインストールや再インストールの方法はこちらの記事をご覧ください。
→Zoomアプリのダウンロード・インストール、アンインストール方法についてPC・スマホ・タブレット別に解説!
モデムの確認、Wifiの接続変更
インターネット接続という点で、自宅で行う際はモデムがしっかりと動いているかを確認しましょう。
モデムの電源を入れ直すなど、対応しましょう。
また、外出している時にWifiを接続しているのであれば、Wifiを接続し直す、別の店舗などのWifiでの接続を試す、といった対応をしてみましょう。
外出先で、どうしてもネット接続がうまくいかないという時は、テザリングを試してみましょう。
Firewallの確認
以上の手順を踏んでも、エラーコード5003が出る可能性があります。
その時はFirewallが影響している可能性があります。
Firewallというのは、ネットワーク上の悪意のあるアクセスをブロックするセキュリティシステムのことです。
一部のFirewallは特定のアプリケーションのデータ通信を制限する設定がされていることがあり、これがZoomの正常な動作を阻害する可能性があります。
ただ、一口でFireWallと言っても様々なものがあるので、Firewallが原因だと思われる場合は、皆さんがお使いのFirewallのソフトウェアで確認してみましょう。
エラーコード5003が出ないようにするためには
『エラーコード5003』を未然に防ぐためには、Zoomを使用する前に、いくつかのステップを踏むことが必要です。
上述の作業を事前に確認することで、予防することができます。
- まず、インターネット接続が安定していることを確認します。
- 次に、Zoomのアプリケーションが最新バージョンであることを確認します。
- Firewallの設定がZoomの接続を制限していないことを確認します。
毎回確認する必要はありませんが、何か問題があったときは確認しましょう。
エラーコードについて知りたい時は
今回の記事ではエラーコード5003についてお伝えしていますが、他にもエラーコードが出る可能性があります。
Zoomのホームページの中で、それぞれのエラーコードについてまとめられているので、ご参照くださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
Zoomを使っていて、エラーコードが出てくると焦ってしまいますね。
今回の記事で説明していますが、エラーコード5003はインターネットの接続の問題なので、知識がないと厄介な問題に見えるかもしれません。
ただし、適切な対応と予防策を踏むことで、この問題を解決することができます。
この記事が、エラーコード5003とその対処法についての理解を深める一助となれば幸いです。