オンライン会議ツールの定番、と言えばZoom。
「Zoomを日常的によくつかっている」と多くの人が利用している一方で、「Zoomミーティングの主催者(ホスト)をしたことはない」という人は少なくありません。
実は、Zoomミーティングの参加のハードルはそこまで高くありませんが、Zoomミーティングを主催する側は、「事前準備」が重要です。
今回の記事では、Zoomミーティングの招待の仕方について徹底解説します。
Zoomミーティングの招待の仕方、必要な準備、注意ポイント、参加者へのサポートまでスムーズな開催に向けての情報を網羅します。
Zoomミーティングの招待の仕方
Zoomミーティングに参加者を招待するには、
まず主催者としてミーティングを始める。
もしくは、
Zoomミーティングを事前にスケジュールし、ルームナンバーであるミーティングIDを発行しなければなりません。
Zoom招待URLは、10〜11桁の数字のミーティングIDを埋め込んだWebリンクで表示されるため、「招待URL」と言ったり、「招待リンク」と言ったりすることもあります。
このZoomの招待URLを発行するには、主催者はZoomのアカウントを取得している必要があります。
参加者の場合は、Zoomアカウントを持っていなくてもZoomミーティングに参加できます。
一方、ホスト(主催者)の場合はZoomのアカウントなしでは、Zoomのミーティングルームを作ることができません。
Zoomアカウントをまだ作成していない、という方はアカウント登録することから始めていきましょう
Zoomアカウント登録について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→Zoomサインアップとは?新規無料アカウントの作成方法
Zoomのアカウントのあり、なしはどう違う?という方はこちらを参考にしてください。
また、この他にミーティングを開催するとなると、Zoom招待リンクの準備のみならず、さまざまな事前準備が必要です。
この事前準備をしっかり行っておくことで、当日のトラブルもかなり予防できます。
それでは具体的に何をすればいいのか、見ていきましょう.
Zoomミーティング招待の基本的な流れ
ホストが参加者をZoomミーティングに招待する流れは、
- ホスト(主催者)がZoom招待URLを作成(発行)する
- 参加予定者にZoom招待URLを送る
- 参加予定者に送った同じZoomミーティングリンクのルームを開く
- 参加者は、ホストから送られてきたZoom招待URLをクリック、またはミーティングID、パスコードを入力してミーティングに参加する
となります。
ホストは、ミーティングルームを作成できたら、Zoomミーティングの招待リンクを参加予定者に送り、参加者はこのリンクをクリックするだけでZoomミーティングに参加することができます。
とても簡単ですね。
実は、Zoomの招待リンク発行方法は次の4つのパターンがあります。
🔶招待リンク発行の種類4パターン
- ZoomインスタントミーティングID
- パーソナルミーティングID(PMI)を使ったミーティング
- スケジュールしたミーティング
- 定期ミーティング
この4つの招待リンク発行はそれぞれに特徴があるので、シーンに合わせて選択するとよいでしょう。
いろいろな種類のZoomミーティング招待リンクの発行方法について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→Zoom主催者のミーティングID発行方法と招待の仕方
→【Zoom使い方】Zoomミーティングルーム作り方、URL発行方法
Zoomホスト、ミーティングの招待前の事前準備
Zoomミーティングの主催者をするときは以下の準備と確認が必要です。
- 通信環境を整える
- Zoomアカウントの取得
- Zoomに使用するデバイス、カメラ、マイクを準備する
- Zoomアプリをインストールする
- Zoom招待リンクを発行する
- 参加予定者にZoom招待リンク(URL)をおくる
このどれが欠けても、スムーズなZoomミーティングを行うことができません。
Zoomで使用するデバイスに、カメラとマイクがついている場合は特別に準備する必要はありません。
ただし、「もし、故障していて使えなかったときはどうするか?」のための代替機器などの準備はしておくことも必要です。
また、ミーティングの前にデバイスが正常に接続可能かチェックをしておくと安心です。
Zoomの接続を事前にチェック!「テストミーティング」について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→Zoomテストミーティング|事前に接続できるか、ひとりで確認する方法
Zoomミーティングの招待方法のポイントと注意点
Zoomミーティングの招待から参加までをスムーズに行うために、ホストは次のポイントを押さえておいてください。
- スマホからのZoom参加者は、Zoomアプリを必ず事前に入手するようにアナウンスする。
- パソコンの参加者も可能な限りZoomアプリを入手することを推奨する。
スマホからのZoom参加は、アプリなしではZoomを使えません。
一方、パソコンからは、Zoomアプリがなくても参加はできますが、ホスト側で事前に参加者が「アプリなし」でも参加できるように設定をしておく必要があります。
参加者自身がZoomアプリを入手することで、この設定なしに入室が可能となるだけでなく、アプリなし(ブラウザ参加)に比べて、機動性に優れ、参加者自身が操作しやすいという利点があります。
zoomにZoomミーティングに参加できるようにホスト(主催者)は参加者にできるだけZoomアプリを入手するように事前のアナウンスをするとよいでしょう。
Zoomアプリなし、「ブラウザからの参加」でZoomミーティングに参加する方法、またホストが事前に設定しておくことについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→Zoomアプリをダウンロード・インストールしないで参加する方法
Zoomミーティングの招待方法:PC編
Zoomミーティングのパソコンからの招待は次の二つのシーンが想定されます。
- Zoomミーティングの予定を作成し、事前に招待する
- Zoomミーティング中に招待する
パソコンのZoomミーティングのスケジュール作成とミーティング前の招待
先に述べたようにZoomミーティングの招待リンクの発行方法は4つのパターンがあります。
ここでは、「スケジュールしたミーティング」の作成方法を見てみましょう。
- Zoomデスクトップアプリを起動、サインインする
- [ホーム]画面の[スケジュール]をクリック
- ミーティングのトピック・日時・ミーティングIDは「自動で生成」する
- セキュリティは、
- 有料ライセンスの場合は、「パスコード」「待合室」「認証されているユーザーしか参加できません」のいずれか一つにチェックをいれる
- 無料プランの場合:「パスコード」は必須。
- 必要項目を入力したら、「保存」をクリック
- 表示されたミーティング情報の[クリップボードにコピー]をクリック
- 任意の参加予定者に、メール等で送信する
また、ミーティングスケジュール作成後、あらためて別の参加予定者にZoomミーティング招待リンクを送りたいときは、次の手順でZoom招待URLをコピーすることができます。
- Zoomデスクトップアプリを起動し、サインイン
- [ミーティング]タブをクリック
- 予定されているミーティングをクリック
- 右側に表示されたミーティング情報の「招待をコピー」をクリック
- クリップボードにコピーされた内容をメール等にメ貼り付けて送信する
パソコンZoomミーティング中の招待の仕方
Zoomミーティングを開催中に、参加者に招待URLを送る方法は次の通りです。
実は、Zoom画面内にミーティング情報を確認できる箇所はいくつもあります。
使いやすい箇所からコピーをして参加予定者に送るようにしましょう。
🔶Zoom招待のコピーができる箇所4つ
- ミーティングコントロールの「参加者」:右横∧マークをクリックし「招待をコピー」
- 「参加者一覧」:下部の[招待]をクリックし、「招待をコピー」
- セキュリティマーク:画面右上セキュリティマークをクリック、「リンクをコピー」をクリック
- Zoomデスクトップアプリの[ミーティング]タブ:ミーティング情報「招待のをコピー」をクリック
いずれも、招待リンクとミーティングID、パスコードを含んだ情報を送るのが良いので、「招待のコピー」を選択するのがおススメです。
Webポータルサイトからの招待の仕方
パソコンでZoomミーティングの招待をする場合、Zoomデスクトップアプリからの方法のほうが素早く参加者にミーティング情報を送ることができます。
しかし、いつも使用しているデバイスではない、Zoomデスクトップアプリをインストールしていないデバイスから招待を送るには次の方法が適しています。
手順は以下の通りです。
- ZoomWebポータルサイトにアクセスし、サインインする
- ナビゲーションメニューの[ミーティング]をクリック
- スケジュールした、任意のミーティングのトピック(タイトル)をクリック
- [招待状をコピー]をクリックし任意の方法で参加予定者に送る
スマホからのZoomミーティングの招待の仕方
パソコンに比べて機動性に優れるスマホから、Zoomミーティングを作成し、招待するということもあるでしょう。
スマホからZoomミーティングの招待を行うには、まずは、スマホにZoomアプリをインストールしている必要があります。
「スマホにまだZoomアプリをいれていない」という場合は、Zoomアプリの入手方法について詳しくこちらに書いているので参考にしてください。
→初心者でも大丈夫!スマホでZoomに参加する方法と注意点!
スマホZoomアプリからのミーティング作成とミーティング前に招待する方法
スマホからのZoomミーティングの招待の仕方は、ほぼパソコンからの手順と同じですが、パソコンとは表記が少し違います。
- Zoomアプリを起動し、サインアウトしているときはサインインする
- [スケジュール]をタップ
- 「ミーティング名」「日付」「開始」「終了」を入力、「タイムゾーン」および「繰り返し」を必要時選択する
- セキュリティは、
- 有料ライセンスの場合は、「パスコード」「待合室」「認証されているユーザーしか参加できません」のいずれの内一つにチェックをいれる
- 無料プランの場合:「パスコード」は必須。
- ミーティングオプションの必要項目を設定し、右上の「完了」をタップ
- [招待]をタップし、任意のメール等のアプリで送信するか[クリップボードにコピー]をタップし、好みの送信媒体(LINE等)に貼り付けて送信する
スマホZoomアプリからZoomミーティング中に招待する
スマホでZoomミーティング中に招待する方法は3つあります。
- Zoom画面のセキュリティマークをタップ、招待URLを長押しし、送る
- Zoomミーティングコントロールの[参加者]から送る
- Zoom画面の上部(<)をタップし、起動(トップ)画面のミーティング情報から送る
ミーティング中の招待URL、パスコードなどの情報を送る方法を選択すると、スマホ内のアプリ(Gmail等)が選択肢にあがってきます。
もし、使用したい送信媒体が選択肢にない場合は、「招待リンクをコピー」を選択し、好みの送信媒体に貼り付けて送りましょう。
iPadからのZoomミーティングの招待の仕方
次にタブレットからのZoomミーティングの招待の仕方についてです。
タブレットでZoomを使う場合、スマホと同じくデバイスにZoomアプリをインストールします。
Androidタブレットの場合は、GooglePlayストアから、iPadの場合、AppStoreからインストールしてください。
スケジュール作成と、招待の手順については、iPadで解説します。
iPadのZoomミーティング作成とミーティング前に招待する方法
iPadからのZoomミーティング作成と、招待の仕方は次の通りです。
- Zoomアプリを起動 サインアウトしているときはサインインする
- [ホーム]画面の[スケジュール]をタップ
- 「ミーティング名」「開始」「終了」「タイムゾーン」「繰り返し」を入力する
- ミーティングIDは「パーソナルミーティングID]をON/OFFを選択
- セキュリティは、
- 有料ライセンスの場合は、「パスコード」「待合室」「認証されているユーザーしか参加できません」のいずれの内一つにチェックをいれる
- 無料プランの場合:「パスコード」は必須。
- 必要項目を入力したら、右上の「保存」をクリック
- 起動したiメッセージを使用する場合は、新規メッセージに宛先を入力して送信する
- その他のGmail、LINE等にZoom招待URL等の情報を送りたいときは、「iメッセージ」を閉じる
- Zoom起動画面の[ミーティング]タブを開き、任意のスケジュールをタップ
- 「出席者を追加する」をタップし、クリップボードにコピー]をタップ
- 任意の参加予定者に、メール等で送信する
iPadZoomミーティング中の招待の仕方
iPadのZoomミーティング中の参加者の招待方法は次の手順で行います。
- Zoomミーティングを開く
- Zoomミーティングコントロール内の[参加者]をタップ
- [参加者]のタブの下部の「招待」をタップ
- 「招待リンクをコピー」をタップし、クリップボードにコピー
- コピーされたZoomミーティング情報を、任意の方法で送信する
Zoomミーティングの招待を受ける側(参加者)の対応
Zoomミーティングに参加することが決まったら、使用するデバイスにZoomアプリをインストールしておきましょう。
ZoomアプリはZoomにアカウント登録してなくても、使用することができます。
Zoomミーティングにスマホで参加する場合は、Zoomアプリは必須です。
パソコンで参加する場合、必須ではありませんが、安定した接続、操作のしやすさから、インストールしておくことをおすすめします。
Zoomアプリのインストール手順について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→Zoomアプリのダウンロード・インストール、アンインストール方法についてPC・スマホ・タブレット別に解説!
使用しているデバイスにできるならZoomアプリを入れたくない、という場合は次のブログを参考にしてみてください。
→Zoomにブラウザから参加する方法とホスト事前設定
Zoomミーティングの参加方法について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→【6分で解説】Zoomミーティングへの参加方法(2023年度最新版)
スマホから参加予定の方でアプリ入手から参加方法、注意点までを詳しく知りたいならこちらも参考にしてください
→初心者でも大丈夫!スマホでZoomに参加する方法と注意点!
Zoomの招待の仕方についてよくある質問(Q&A)
Zoomの招待の仕方に関連した、よくある質問と回答についてまとめました。
Q.招待されたミーティングのURLをクリックするとエラーになるんですが?
A:招待リンクをクリックしたり、正確にミーティングIDやパスコードを入力したのに、「無効なミーティングID」と表示される場合は、
- Zoom招待URLが間違っている
- ミーティングスケジュールの期限が切れていたりしている
- 参加者がミーティングIDの入力を間違えている
- ホストがミーティングスケジュールを削除した
- Zoomアプリの不具合やサービス障害の可能性
などの可能性があります。
ミーティングIDの手入力では、間違い入力も可能性があるので、もう一度、ゆっくりミーティングID情報を入力するようにしてみてください。
再度入力を確認し、間違いがない場合は、ホスト(主催者)に問い合わせをしてみましょう。
また、サポートされていないブラウザから入室しようとするとリンクをクリックしても入室できない場合があります。
Zoomがサポートしているブラウザを使用するようにするか、招待URLのクリックではなく、ミーティングIDの入力に切り替えるなどの対応をしてみてください。
Zoomがサポートしているブラウザとは?について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→Zoom「ブラウザからの参加」に使えるブラウザは?
Q.招待メールのURLに期限はある?
A:Zoom招待URLは、作成したミーティングの種類によって、有効期限があります。
主催者(ホスト)が、
- インスタントミーティングを使用した場合、1回きりのZoomURLとなります。
- スケジュールされた単発のミーティングの場合、スケジュールされた日から30日後に有効期限が切れます。また、30日以内にホストが同じZoomURLを使用すると、その日から30日後に有効期限が切れる仕組みとなっています。
- 定期ミーティングは、365 日開始しない状態でいると期限切れになり、365日に1度使用することでリセットされます。
- パーソナル ミーティング ID(PMI)定期的なミーティングのため、365 日開始しない状態でいると期限切れになります。
以上のように、つくられたミーティングのタイプによっては有効期限は異なります。
いずれも、参加者にはミーティングのタイプがわからないため有効期限がいつまでかはわかりません。
Q:Zoomの招待ボタンはどこにありますか?
A:Zoom招待URLの情報は、次の4か所から見ることができ、ミーティング情報をクリップボードにコピー、任意の方法で参加予定者に送ることができます。
《Zoomミーティングを始める前、および開始した後の場合》
- Zoomデスクトップアプリの[ミーティング]タブ
- スマホzoomアプリの場合、サインインした画面のミーティング情報をタップ、「招待」をタップ
- ウェブポータルサイトの場合、ナビゲーションの[ミーティング]を開き、任意のミーティングタイトルをクリック
《Zoomミーティング中の場合》
上記方法のほかに、
- 参加者一覧の下部、[招待]をクリック>「招待をコピー」をクリックする
- ミーティングコントロール内の[参加者]右横(∧)をクリック、「招待をコピー」をクリックする
その他、Zoom画面左上のセキュリティマーク(緑)では、Zoomミーティング情報を確認でき、招待URLのみコピーできます。
まとめ
今回は、Zoomミーティング招待の仕方について解説しました。
ホスト(主催者)がZoomミーティングに参加者を招待をするには
まず、
- 前提として、Zoomアカウント登録が必要
- Zoomミーティングの招待URLを発行するためのスケジュール作成をする
- Zoom招待URLを発行したらコピーをして参加予定者に送る
という流れになります。
Zoomの招待URLは、Zoomミーティング前に送ることもでき、ミーティング中にミーティング情報をコピーして送ることもできます。
また、Zoomミーティングを開催するための事前準備は、ホスト(主催者)、参加者ともにそれぞれにあるので、スムーズな入室ができるように準備しておきましょう。
主催者としては、Zoomミーティングに招待者が入れなかったときの対応策まで準備しておくと慌てることがなく心強いですね。