今回はZoomの有料アカウントへのアップグレードについてご説明します。
皆さんはZoomというアプリをお使いでしょうか?
お使いの方であればご存じかと思いますが、Zoomは無料でも有料でも使うことができます。
もちろん、無料版と有料版では使える機能が異なってきます。
基本的には有料の方が機能がたくさんついていますが、あなたがどのように使うかによって、無料版のままアップグレードしなくても問題ないかもしれません。
Zoom無料版でできることについて詳しく知りたい方はこちらへ
→無料でココまで使える!Zoomベーシックプランについて解説
この記事では、無料版と有料版の違いから、アップグレードの方法とお得に支払う「支払通貨」の変更方法についてもお話しします
また、いくつかある有料プランについてそれぞれのコースの概要についても解説します。
目次
Zoomの無料版と有料版の違い
まずはZoomを使う際に、無料版と有料版で何が違うのか、
無料版でできること、有料版にアップグレードしたらできることについてお伝え致します。
違い①:グループ会議の制限時間の有無
Zoomを無料で使う際、時間が掛かります。
人数に関わらず、40分経つとZoomは閉じられてしまいます。(2022年5月以前は参加者が2人だけであれば無制限でした)
しかし、有料版にアップグレードすれば、この制限時間はなくなります。
したがって、Zoomを使って、40分以上のミーティングやWEB会議、セミナーを実施する際は、有料版の方が便利だと言えます。
もちろん、40分以内に終わらせたり、40分経ってZoomが閉じられる毎に新たなミーティングを設定すれば、問題なくミーティングをすることができます。
違い②:録画データのクラウド保存が可能かどうか
Zoomではミーティングを録音・録画ができるため、会議の内容を記録して備忘録として使ったりすることが可能です。
無料でも、録画をすることはできます。
ただし、レコーディング先は、ローカル、つまり、パソコンや外部機器への記録に制限されます。
多くのデータを保存することになると、容量を圧迫してしまいかねません。
もちろん、何らかの外部機器に録画を保存しておけばパソコン自体の容量には全く問題がないので、外部機器を使うのも有効です。
一方で、有料版であれば、この録音・録画したデータをクラウド上に保存ができます。
クラウドに保存しておくと、Zoomの録画データのリンクを送信するだけでいつでも簡単に会議の内容を共有できますし、データのバックアップとしても便利に使うことができます。
また、会議以外にもセミナーなどの動画を後から公開したい場合などにとても便利です。
ローカルレコーディングとクラウドレコーディングについて詳しく知りたい方はこちらへ
違い③:ホストを複数設定できるか
無料版では1人だけがホストとなり参加者を招待するという形になります。
一方、有料版になると「共同ホスト」の設定が可能です。
参加者が共同ホストになることで、共同ホストが参加者の管理や録画の操作、ミュートの操作等ができるようになります。
共同ホストについて詳しく知りたい方はこちらへ
→オンラインセミナーをする時の共同ホスト9つの役割【Zoomの使い方】
違い④:投票機能が搭載されているか
無料版にはなく有料版にだけ搭載されている機能として、投票機能があります。
この機能を使えば会議中にアンケートを取ったり、多数決を取ることができます。
投票機能とは?設定、操作方法について詳しく知りたい方はこちらへ
→ZOOMミーティング中にアンケートやクイズが行える「投票機能」の使い方
違い⑤:ミーティングIDの変更ができるか
無料版で使える「パーソナルミーティングID」は、Zoomが用意した固定のIDです。
有料版にアップグレードすると、パーソナルミーティングIDを自分で変更できるようになります。
自分で好きなIDに変更できるので、定期的に変更することで過去の参加者が勝手に参加してくるなどの自体も防げ、セキュリティ面での安心感が得られるというメリットもあります。
効率よくミーティングスケジュールをする方法を詳しく知りたい方はこちらへ
→Zoomで同じURL(ミーティングID)を使い、定期的なミーティングをスケジュールする方法
違い⑥事前登録機能が使えるか
事前登録とは、メールアドレスや、名前などを事前に登録した人のみZOOMミーティングに参加させる方法です。
登録時に、簡単な質問を設定し、ZOOMミーティングにどんな人が参加するのか情報を得ることが出来たり、ミーティングの参加者を制限したいとき、参加者が多数のセミナーなどの招待URLの送信の手間を少なくするのにも役立ちます。
この方法は、プロアカウント(有料ライセンス)以上を所有している場合に使用でき、無料アカウントでは使用できません。
事前登録機能について詳しく知りたい方はこちらへ
→Zoomの参加者を事前登録する方法を徹底解説!登録~参加まで全て公開!
違い⑦待機室オプションが使えるか
待機室は、ZOOMミーティングルームの前室のようなものです。
ZOOMミーティング開始前の打ち合わせ中に参加者に待機してもらったり、セキュリティ上参加者を確認してから入室させるのに役立つ機能です。
待機室の役割について詳しく知りたい方はこちらへ
→Zoomの待機室の3つのメリットと便利な使い方、機能
この機能は、無料、有料アカウントにかかわらず使用できますが、待機室内で動画や画像を写すことのできるオプションは有料アカウントのみが可能となります。
この待機室のカスタマイズでは、音声付きの動画を流すことができるので入室前にセミナーへの期待感を高めたり、ブランディングにも役に立ちます。
有料アカウントのみ可能!待機室のカスタマイズについて詳しく知りたい方はこちらへ
→Zoom待機室をカスタマイズ!画像や動画を見せる方法とは?
有料版にアップグレードする方法
ここまで、Zoomの無料版と有料版の違いについてお話してきました。
では、具体的にどうやって有料版にアップグレードすればいいのかについてお伝えしていきます。
無料アカウントの作成
もし、今Zoomのアカウントを持っていないという方は、まずはアカウントをとっていきましょう。
→最新版Zoom使い方①『Zoom(WEB会議システム)の無料アカウント取得方法』
アップグレードの方法
無料アカウントを取ることは出来ましたか?
では、アップグレードの方法をお話していきます。
サインインしていない場合は、この時点でサインインする画面へと移りますので、サインインをしていきましょう。
また、アプリからではなく、Zoomのホームページからも変更できます。
ここまで、進めると、Zoomの設定画面になります。
- 画面左、ナビゲーションメニュー内ににある「アカウント管理」を選択
- 次に、「請求」を選択。
ここで支払いを「米ドル」か「日本円」で選択したい場合は、[請求情報]をクリックし、「通貨」をプルダウンから選択する
- [現在のプラン]に戻り、「アカウントをアップグレード」を」選択
- 「ライセンス数」「プランの選択」「月払い年払いの設定」「その他のオプション」をそれぞれ選択していきます。
プランについては、後ほど説明致しますので、ご参照ください。
- それぞれを決定して、保存すると以下のような画面がでてきて、オプションを設定するように促されます。
不要であればそのまま進めていただいて大丈夫です。
- 「ステップをスキップ」すると、支払い画面に移りますので、基本的な情報を入力していきましょう。
- 支払い方法を決定します
「クレジットカード」か「PAYPAL」か「Google Pay」でのお支払いのみです。 - 以上の手順を踏むと、最後に確認画面になりますので、確認して決定しましょう。
支払通貨に関しては現在(2023.5.7)円安傾向にあるため、計算をして選択するとお得に契約ができます。
日本円で支払うのがお得か、米ドルで支払うのが良いか計算して選択するとよいですね。
ここで、気を付ける点は表示価格は「税抜き価格」だということです。注意しましょう。
また、月払いよりも年払いのほうがかなりお得になっています。
Zoomの有料版を必ず使う、という方は年払いを検討したほうがよさそうですね。
支払い方法(通貨)の変更
2022.5.17から一度だけ通貨の変更が出来るようになりました。
今までは最初に選んだ通貨から変更は出来ませんでした。
どうしても変更したい場合は、有料アカウントを一度削除して、再登録する、という手順でしたが、一度だけ通貨の変更が出来るようになりました。
Zoom社も説明をしてくれています。
では、どうやって、通貨の変更をしていくのかというと、
①WEB設定のマイアカウントへ
②[ プランと価格 ]をクリック
③「プランと価格」に移動して少し下にスクロール
④[ 現在のプランを表示 ]をクリック
⑤[ 支払い情報 ]をクリック
⑥「通貨」のところの[ Ⅴ ]をクリック
ここで通貨の変更が出来ます。
日本円は米ドルに米ドルは日本円に変更出来ます。
ZoomWEBサイトの「通貨の変更に関するよくある質問」にある注意事項を確認しましょう。
⑦良ければ [ はい ]をクリック
⑧新規プランの確認、価格を確認します。
⑨次に支払い情報入力です。
通貨の変更は一度今までしている支払いと登録をキャンセルしてもう一度支払いをし直すシステムです。
私も6月に契約更新したばかりでしたが、8月に日本円から米ドルに変更しました。
現在の1年契約の場合20,100円(税抜き)なので、1ドル134円くらいが米ドルがお得かどうかのラインです。
今まではクレジットカードとPaypalだけでしたが、Google payも支払い方法に増えてました。
お好きな支払い方法を入力してください。
支払い方法が入力出来たら注文の最終確認です。
下へスクロールしていきます
一番最後のところにチェックボックスありますので、チェックを入れると[ 続行する ]が青く変わります。
1回しかできないので、もう一度最終確認求められます。
これで支払いの通貨の変更完了です。
通貨のところが、日本円から米ドルに変わっているのが分かります。
登録しているメールアドレスにも変更のお知らせが来ていますので、ご確認ください。
私自身は、6月に更新して8月にこの手続きしました。
ちゃんと返金されるのか心配しながら、変更したのですが、きちんとクレジットカードに支払った金額を日割りで計算されて返金ありました。
Zoomの5つの有料プラン
Zoomの有料プランには「プロ」「ビジネス」「ビジネスプラス」「企業(エンタープライズ)」「エンタープライズプラス」と5種類の有料プランがあります。
それぞれプランの価格と内容は下記のとおりです。
料金は月払と年払いが選択可能で、年払いにした場合、月額で12ヶ月支払うより合計金額は安くなり大きな節約ができます。
また『企業』及びエンタープライズプラスは大企業向けということで、年払いの金額はZoomに直接問い合わせる必要があります。
Zoomのプラン毎の使える機能
では、5つの有料プランで使える機能はどう違うのか?ということについてさらに詳しく解説していきます。
無料プランで使える機能
無料の基本プランでは次の機能が利用できます。
- 人数制限なし40分以内のミーティングが可能
- 100人までのミーティング
- 画面共有
- チャット機能
- newホワイトボード機能3ボード
- 録音・録画(ローカル)
- セキュリティ機能
このように基本的な機能はすべて使うことができるため、小規模な会議やでの利用であれば無料版で十分だと言えます。
ただし40分以上話す場合は、一度退出してから入り直すという手間がかかります。
「プロ」プランで使える機能
「プロ」プランにアップデートすると無料版の機能に加えて次の機能が使えるようになります。
- 30時間連続使用可能
- 共同ホスト、投票・アンケート機能
- カスタムパーソナルミーティング利用
- Liveストリーミング機能
- 録音・録画(クラウド)
- newホワイトボード機能3ボード
- Skype for Businessとの相互運用
無料版と大きく異なるのは、40分の時間制限がなくなり、連続使用時間が30時間に拡大される点です。
さらに録音・録画データをクラウド保存することが可能になります。
「ビジネス」プランで使える機能
中小企業以上の規模での利用におすすめのプランです。ビジネスプランから利用可能になるのは主に次の機能です。
- 300人までのミーティング
- 最小10名のホスト設定
- newホワイトボード無制限使用可能
- クラウド記録5G
- カスタムURL設定
- ドメイン管理
- 会社のブランディング
ビジネスプランからは会社のロゴをつけたミーティングルームを用意できるなど、Zoom上での会社のブランディングが可能です。
「ビジネスプラス」プランで使える機能
- 300人までのミーティング
- 最小10名のホスト設定
- newホワイトボード無制限使用可能
- クラウド記録10G
- カスタムURL設定
- ドメイン管理
- 会社のブランディング
- 電話機能
ビジネスプランとの違いはクラウド記録が10Gに拡大、電話機能が付くことになります。
「企業(Enterprise)」「エンタープライズプラス」プランで使える機能
大企業での導入におすすめのプランです。
企業プランは、「企業」と「エンタープライズプラス」のプランがあります。
大企業向けに多岐にわたる機能を使うことができます。
一例として、代表的なものは次の通りですが詳細は営業部に確認が必要です。
- 500人までのミーティング(エンタープライズプラスでは~1000人)
- LINEセンスは250以上
- 無制限クラウド保存
- newホワイトボード無制限
- 500人参加のウェビナー(エンタープライスプラスは1000人)
- 電話機能
基本的には大企業規模での利用におすすめのプランですが、録音・録画データの無制限クラウド保存などの機能が使えるためこのプランを導入する中小企業もあるかもしれませんね。
無料版と有料版どちらを選ぶべき?
ここまで、有料プランへのアップグレード方法、無料版と有料プランの内容を見てきました。
しかし、
- 「有料にアップグレードした方がいいの?」
- 「有料の中でもどのコースにしたらいいの?」
という方もいらっしゃると思いますので、簡単な判断基準をお伝えします。
個人や短時間の利用であれば無料版で十分
有料版の機能は、多くのスタッフが参加するなどを想定されているので、従業員の少ない企業や私用でのみ使うということであれば、ほとんど不要です。
まずは無料版を契約することをおすすめします。
しかし業務形態によって、長時間の録音・録画を頻繁に行う場合は、データをクラウド保存できる有料版を契約する方がよいでしょう。
また、複数のZoomアカウントを所有し、ZOOMミーティングを主催するときは「有料アカウント」を、参加だけの機能を主に使う場合は、「無料アカウント」で、とシーン別に使い分けることも可能です。
Zoom無料版でできることについて詳しく知って、有料版とに違いを理解したうえで適切に使い分けていくとよいでしょう。
「Zoom無料版ってどこまで使えるのかな?」と思った方はこちらを参考にしてくださいね。
→無料でココまで使える!Zoomベーシックプランについて解説
複数アカウントを所有して使い分けたいという場合はこちらを参考にしてください
→Zoom複数アカウントの切り替えと活用方法
大規模な会議やセミナー開催には有料版がおすすめ
「ビジネスプラン」、「ビジネスプラス」と「企業」、「エンタープライスプラス」プランはある程度の規模の企業向けです。
しかし、多人数が参加するセッションやセミナーを開催する機会が多い人は、有料プランの利用がおすすめです。
40分以上のセッションやセミナーを行って時間制限がなく、また共同ホストが使えることで講師も安心してセミナーを行えます。
中小企業以下の規模での利用ならまずはプロプランを契約することをおすすめします。
プランごとに使える機能の比較をまとめたものは次の表のようになります。参考にしてください。
まとめ
以上、
- Zoomの無料プラン、有料プランの違い
- 有料プランへのアップグレード方法
- 有料プラン、各プランの違い
- どのプランを選んだらいいのか?
についてお伝え致しました。
皆様のZoomを使ったオンラインライフが充実することを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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