今回は、Zoom招待URLの発行方法についてです。
「ZoomミーティングURLを発行する」とは、
- Zoomミーティングに開催するためのウェブ上のミーティングルームを作成する
- 参加者を招待するリンクを作る
ということを意味します。
Zoomを使い始めの時は、
- Zoomに参加はしたことはあるけれど、自分でミーティングを作ったことがない
- どうやってZoomのミーティングURLを作るのか、わからない
- Zoomミーティングを作るとき、どんな設定にすればいいか分からない
ということがあります。
Zoomは、複数の方法でZoomミーティングURLを発行することができ、それぞれを理解しておくことでとても便利に使うことができるようになります。
ホストとしてZoomミーティングを開催する時に必要な、「ZoomのミーティングURLを発行方法」について解説します。
ZoomミーティングURLの条件と3つの発行方法
まず、ZoomミーティングのURLを発行し、ミーティングを開催するには、Zoomのアカウントを取得しておく必要があります。
もし、Zoomのアカウントを取得していない場合は、アカウントを取得することから始めましょう。
Zoomアカウントの取得方法はこちらの記事を参考にして進めてみてください。
→Zoomサインアップとは?新規無料アカウントの作成方法
Zoomアカウントを取得できたら、ZoomミーティングのURLの発行していきます。
ZoomでミーティングのURLを発行する方法は大きく分けて3つの方法があります。
- Zoomデスクトップアプリから発行する
- Zoomのウェブポータルから発行する
- スマホ・タブレットのZoomアプリから発行する
Zoomウェブポータルって何?という方はこちらを参考にしてください。
→Zoomウェブポータルとは?
ZoomデスクトップアプリのミーティングURL発行方法
ZoomミーティングURLを発行は、Zoomデスクトップアプリから作成するのが一番手っ取り早いです。
もし、まだパソコンにZoomデスクトップアプリをインストールしていない場合は、ぜひ、Zoomアプリを入手することから始めてみましょう。
Zoomアプリのインストール方法について詳しく知りたい方はこちらを参考にしていくださいい。
→Zoomアプリのダウンロード・インストール、アンインストール方法についてPC・スマホ・タブレット別に解説!
Zoomデスクトップアプリを入手したら、Zoomデスクトップアプリを起動させ、ミーティングURLを作成していきます。
新バージョン(Ver.6以降)のミーティングURL発行方法
Zoomアプリ、バージョン6.0.0以降の新しいスケジュール作成の手順は以下の通りです。
- Zoomデスクトップアプリを開く
- [スケジュール]アイコンをクリックする
- スケジュール作成画面のをクリックし、見やすいように展開する
- ミーティングのタイトル、日時等必要な設定を行い、保存する
《Ver.6.0.0以降の新バージョンのスケジュール》
Zoomデスクトップアプリのミーティングスケジュール設定項目
ミーティングスケジュールの設定項目の詳細を見ていきましょう。
〇「Zoom meeting invitation – 〇〇〇のZoomミーティング」
この項目には、ミーティングのタイトル名を入力します。
待機室に入室した際に入力した「タイトル名」が表示されます。
また、レコーディングをした際にも録画ファイルにもミーティング名が記録されるので探しやすくなります。
Zoomレコーディングについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→Zoomレコーディング(録画)の使い方と録画できないときの対処方法
〇日時
ミーティングの開始と終了日時、タイムゾーンを選択します。
日本時刻で開催する時は「大阪、札幌、東京」でよいです。
スケジュールは、15分単位で入力が可能です。
日時の入力は、予定された時間ではなくても、いつでもミーティングを開始できます。
そのため、開始、及び終了時間を、厳密に入力する必要はありません。
有料アカウントであれば、ここで設定した時間を経過してもミーティングが自動的に終了することはありませんので安心してください。
一方、無料アカウントの場合、40分を越えるスケジュールを行うとアップグレードのアナウンスが表示されます。
ミーティングスケジュールは作成できますが、40分でミーティングは終了するので注意が必要です。
Zoom無料アカウントと有料アカウントの違いについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→【Zoomの使い方】無料と有料アカウントの比較と有料アカウント取得方法
Zoomアカウントアップグレード方法について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→Zoom、有料アカウントにお得にアップグレードする方法
〇繰り返し
繰り返し同じZoomURLのンミーティング、「定期的なミーティング」を作成したいときにこの項目を選択します。
単発の場合は、「実行しない」のままでよいです。
「毎日」「毎週」「毎月」「カスタム」が選択可能です。
ここでは、「カスタム」を選択すると、日にち、曜日でミーティングを繰り返し実施できるURLを発行すること可能です。
ただ、2024/6/18現在、表記が一部分しかされていないため、設定がしにくい印象があります。
設定がわかりにくいと感じることがあれば、「Ver.5以前」の表示に設定し、スケジュールするか、ウェブポータルからのURL発行をおすすめします。
〇添付
ミーティングに必要なホワイトボード、ファイルがあるときは選択し、添付します。
追加できるのは、ホワイトボード1個、ファイルは20個までです。
〇エクスポート
ミーティングのスケジュール後、[Outlook]、[Googleカレンダー]、[他のカレンダー]のいずれかに、ZoomURL等の情報をエクスポートできます。
- Outlook:Outlook、Windowsメールで開くことのできるファイルを生成します。
- Googleカレンダー:Googleカレンダーに予定を記入できます。
- 他のカレンダー:招待状の内容が表示されたウィンドウが開きます。ここで内容をコピーすることができます。
以上の項目を設定して、『保存』をクリックして完了しましょう。
カレンダーの連携は特に必要ない、という場合は「他のカレンダー」を選択するとよいでしょう。
〇ミーティングID
ミーティングルーム番号、「ミーティングID」を作成します。
「自動的に生成」を選択すると、ミーティングIDをランダムに生成します。
「パーソナルミーティングID」を選択すると、アカウント作成時に割り当てられる個人ミーティングIDを利用してスケジュールを行います。
〇テンプレート
あらかじめ設定したミーティングの設定のテンプレートを使用するか設定します。
テンプレートは、「Large Meeting」「Seminar」などシーンに応じてセキュリティ等を詳細に設定しておくことができます。
このテンプレートを使った設定ができるのは有料アカウントのみです。
〇セキュリティ
Zoomミーティングのセキュリティの設定です。
有料アカウントの場合、下記3つのセキュリティ設定の内、最低一つは設定する必要があります。
- パスコード:ミーティングに参加するためのパスコードが設定されます。
この設定を有効化すると、参加者はパスコードを入力しなければミーティングに参加することはできません。 - 待合室:ゲストがミーティングルームに入室する前に、一時的に待機室に案内されます。待機室に入室したゲストは、ホストまたは共同ホストが許可を出さないとミーティングルームに入室、参加できないように設定されます。
- 認証されたユーザーのみ参加可能:Zoomにサインイン
Zoomミーティングに参加出来る参加者を限定することが出来ます。
無料アカウントの場合は、パスコードは必須の設定となっています。
待機室を併用することも可能です。
Zoomセキュリティ機能「パスコード」について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください
→Zoomミーティングパスコードとは?設定方法と注意点
待機室の機能について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧下さい。
→Zoom待機室をカスタマイズ!画像や動画を見せる方法とは?
〇ビデオ
Zoomミーティングに参加する際にホスト、または参加者がビデオをオンかオフのどちらで入室するのかを選べます。
オフに設定したとしても、入室時や入室後にオンにすることができます。
〇オーディオ
ユーザーがオーディオを接続する際にどの方法で接続するかを設定します。
「電話」「コンピュータのオーディオ」「電話とコンピュータのオーディオ」のいずれかから選択できます。
オススメは「コンピュータのオーディオ」です。
音声が聞こえない等のトラブルが発生した時はこちらの記事をご覧下さい。
〇継続的ミーティングチャットを有効にする
継続的なミーティングチャットとは、ミーティングに関係なくやり取りができる「チームチャット」とミーティング中に使う「ミーティングチャット」を連携して使う機能の事です。
この機能をスケジュール作成で有効化することで、ミーティング参加者がミーティング前、会議中、終了後にコミュニケーションをとれるグループチャットが作成されます。
ミーティング実施に関係なく、コミュニケーションやファイルのやり取りができるほか、ミーティング中に送信したチャット内容をチームチャットで見ることができます。
この機能を使うには、サインインしているZoomユーザーである必要があります。
また、外部ユーザー(アカウント内のメンバー以外のこと)の場合は手動で追加しなければなりません。
🔶Zoom「チームチャット」と、「ミーティングチャット」の違いについて詳しく知りたい方はこちらへ
Zoomチームチャットについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→便利!Zoom チームチャットの使い方|おすすめの活用法
Zoomミーティングチャットについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→Zoomミーティングチャット機能の設定と使い方、完全マスター!<入力から改行、送り方、制限、保存と履歴まで!>
〇詳細オプション
オプションでは、
- 開始時刻前に(任意の時間、5分、10分、15分前)に参加することを参加者に許可します
- エントリー時に参加者をミュート
- ミーティングを自動的にレコーディング
AI Companionによる質問を自動的に開始する - 追加のデータセンターの地域をこのミーティングに対して有効化
- 特定の地域や国からの参加者を承認、またはブロックする
を選択することができます。
必要に応じて、それぞれを選択していきましょう。
〇代替ホスト
有料アカウントの場合、代替ホストの設定を行うことができます。
代替えホストについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
Ver.5以前のZoomデスクトップアプリのルームの作り方
Zoomアプリ(Ver.6.0.0以降)のスケジュール作成画面より、「旧バージョン(5.以前)の表示が使いやすくて、良いな」という方はこちらの設定で戻すことができます。
旧バージョンでミーティングを作るとき、表示が異なるのは、「定期的なミーティング」の項目です。
そのほかの項目は、表示デザインは異なりますが、内容は同じです。
旧バージョンで定期的なミーティングを作成するときは下記の内容で設定してみてください。
〇定期的なミーティング
「定期的なミーティング」とは同じミーティングURL、ID、設定で繰り返し使うことができるZoomミーティングの部屋を作ることができます。
旧バージョンのルーム作成では、この項目にチェックを入れることで有効化されます。
定期ミーティングの項目にチェックを入れると
- 再実施
- 次の頻度でリピート
- 実施
- 終了日
の項目が表示され、それぞれ詳細に入力することができます。
- 再実施:次の実施日を決めます。
「毎日」「週ごと」「毎月」「固定時刻無し」から選択します。
日時が不定期で実施される場合は、「固定時刻無し」を選択するとよいです。
- 次の頻度でリピート:どの程度の頻度で行うかを決めます。
「再実施」で選んだ項目により「〇日、〇週、〇月」を選びます。 - 実施(再実施で「週ごと」、「毎月」を選んだ場合のみ):何曜日、何日に実施するのかを選びます。
- 終了日:「期限」「実施後」の項目から選びます。
「期限」は何月何日まで予約を入れるか、「実施後」は何回予約を入れるのか
を選べます。
定期ミーティングで、特に規則性はない、同じURL、ミーティングIDを繰り返し使いたいという時は、こちらのブログを参考に作成してみてください。
→【Zoom使い方】定期ミーティングを開催する方法~Zoom会議で同じURLを使い回す3つのメリット!
Zoomウェブポータルからのミーティングの作り方
先に、ZoomミーティングURLの発行は、Zoomデスクトップアプリから作るのが断然便利、とお伝えしました。
しかし、出先で、いつも使うパソコンからではなくミーティングルームを作成することもあるでしょう。
また、Zoomの機能の中には、Zoomのウェブポータルサイトでミーティングルームを作成しなければ有効化できない機能があります。
そんなときのために、ZoomウェブポータルからのミーティングURL発行方法についても確認しておきましょう。
- Zoomのウェブポータルからサインイン
- ページ上部にある「マイアカウント」または「サインイン」を選択する
- 画面左ナビゲーションメニューの「ミーティング」をクリック
- 「+ミーティングをスケジューリング」をクリック
- 必要項目を入力し、「保存」する
これでZoomウェブポータルからのミーティングURLを発行することができます。
Zoomアプリでの予約と異なる点
Zoomウェブポータルからと、アプリでミーティングを作るとき、異なる点が一つあります。
それは、「登録」の項目です。
「登録」とは、Zoomの「事前登録」という機能を使う時にチェックを入れます。
「事前登録」機能は、ウェブポータルからルームを作らなければ、機能を有効にすることができません。
事前登録機能を使うことが決まっているときは、かならず、ウェブポータルからミーティングを作成します。
特に登録機能を使う必要ない場合は空欄のままでよいです。
Zoom事前登録機能について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
→Zoomミーティング参加者を事前登録する方法|徹底解説!登録~参加まで全公開!
スマホのZoomアプリからミーティングルームを作る方法
ここまでは、パソコンからのZoomミーティングルームの作り方をお伝えしてきました。
ここからは、スマホのミーティングURL発行方法ついてお話していきます。
- Zoomモバイルアプリにサインイン
- 「スケジュール」をタップ
- Zoomミーティング開催における各項目を入力して画面右上の「完了」をタップ
スマホでミーティングをスケジュールする際の設定項目
〇トピック(上図黄色部分)
ミーティングのトピック、または名前を入力します。(入室した際に何のミーティングに参加したかを表示させる部分です。)
〇日付
ミーティングを開始する日時を選択します。
〇開始
開始時間を決めます。
〇終了
終了時間を決めます。
〇タイムゾーン
デフォルトでは、Zoomがインストールされているコンピュータのタイムゾーンが選択されます。変更する場合にはプルダウンから別のタイムゾーンを選択します。
〇繰り返し
定期的なミーティングとしてスケジュールする場合に有効化します。なお、定期的なミーティングでは、ミーティングIDは固定されます。
〇個人ミーティングID(PMI)の使用
個人ミーティングIDを使うかを決めます。
〇ミーティングパスコードが必要
この設定を有効化すると、参加者はパスコードを入力しなければミーティングに参加することはできません。
〇パスコード
ミーティングに参加するためのパスコードを設定します。
〇待機室を有効化
ミーティングの待機室機能を有効にします。
〇ホストのビデオをオン
ミーティングに参加する時、ホストがビデオをオンにするかどうかのデフォルトの設定を選択します。オフを選択した場合でも、ホストはビデオをオンにして参加することができます。
〇参加者の動画オン
ミーティングに参加する時、参加者がビデオをオンにするかどうかのデフォルトの設定を選択します。オフを選択した場合でも、ホストはビデオをオンにして参加することができます 。
〇カレンダーに追加
「完了」後にスマホ内のカレンダーにスケジュールを追加するかを決めます。
〇詳細オプション
詳細オプションをタップすると、以下の3つの項目が現れます。
- ホストより先に参加することを参加者に許可
ホストより先にZoomミーティングに参加できるようにします。 - ミーティングを自動的にレコーディングする
ミーティングを開始した際に自動でレコーディングを開始します。 - 特定の国/地域からのユーザーのエントリを承認またはブロック
特定の国や地域からの参加者を承認したりブロックします。
まとめ
ZoomミーティングのミーティングURLは、次の3つから作ることができます。
- Zoomデスクトップアプリ
- ウェブポータルサイト
- スマホやタブレット等のモバイルZoomアプリ
これら3つは連動しているため、作成したいときにデバイスや環境を選ばずにZoomミーティングURLを作成することができます。
中には、ウェブポータルサイトでしか、スケジュールを作成できない機能もあるので、それぞれの特徴を生かしてミーティングURLを発行できるようになっておくととても便利です。
ZoomミーティングのURL発行後、参加者を招待する方法と注意ポイントについてはこちらを参考にしてください。
→Zoomミーティングの招待の仕方|事前準備と注意ポイント
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